千葉県と成田空港周辺自治体 国際線ネットワーク充実強化を申入れ

千葉県と成田空港周辺自治体 国際線ネットワーク充実強化を申入れ

 千葉県の熊谷知事と成田空港圏自治体連絡協議会の副会長らは9月1日、霞が関の中央官庁を訪れ、成田空港の国際線ネットワークの充実、強化などを求める申し入れ書を国土交通大臣らに手渡しました。

 申し入れ書では、積極的な路線の新設・拡充による国際線ネットワークの充実・強化のほか、成田空港と接続する道路・鉄道のアクセス強化や空港周辺への国際的な産業拠点作りなど5つの項目を求めています。

 一行はまず、経済産業省で中谷真一経済産業副大臣に申し入れ書を手渡しました。

 熊谷知事は、「成田空港が選ばれるグローバルハブ空港としてあり続けるため、国際競争力強化のため、様々な取り組みをして頂きたい」と要望すると、中谷副大臣は「重要な空港で周辺の産業集積を含め支援していきたい」と述べました。

 続いて国土交通省に移動し斉藤鉄夫大臣にも申し入れ書を手渡しました。

 申し入れ終了後、記者団の取材に応じた熊谷知事によりますと、空港周辺に産業拠点を誘致する上でも国際線ネットワークの充実・強化が不可欠だとして「特段の配慮」を求めた知事らに対し、斉藤大臣は、国際線ネットワークの充実・強化は重要との認識を示したということです。

千葉県 熊谷俊人 知事
「この節目に要望に行ったのはタイミングとしてよかった。成田空港周辺の産業拠点整備について、経産省に特化した形で要望を出すのは今までになかった。要望に至るまでの取り組みが成田空港周辺で動きつつあることを象徴している」

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