新型コロナ感染者急増 陽性者9割で薬が不足 仙台市のクリニック

急激に感染が広がっている新型コロナウイルスについてです。宮城県のクリニックでは、陽性率は9割に上り陽性者が急増したことで薬不足に陥っています。

仙台市若林区の七郷クリニックでは、1日に30人ほどのPCR検査を行っていますが7月ごろから陽性者の数が急増していて、8月の陽性率は約9割に上っています。

七郷クリニック阿部基院長「かなりの負担になっています。当院としては。問い合わせの電話も多いし」

宮城県の新型コロナの感染者数は、8月27日までの1週間で1医療機関当たり29.54人と5類移行後最多を更新しました。

感染者の急増で直面しているのが薬不足です。こちらのクリニックでは、せき止め薬の在庫がわずかとなっていて、1人に処方する量を本来より短い日数分に抑えて何とかつなぎ留めています。

七郷クリニック阿部基院長「やっと300錠入荷した。300錠ということは、12、13人分は入荷したけれどあと無いんですよ。ギリギリの段階で3日分もしくは4日分程度を限度として出していますね。もうほんと綱渡りで」

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