FC東京に罰金500万円 天皇杯でサポーターが花火使用

 日本サッカー協会の規律委員会は1日、天皇杯全日本選手権3回戦のFC東京―東京V(7月12日・味の素スタジアム)で、ゴール裏のサポーターの花火と発煙筒の使用を防げず、安全確保のための適切な措置を講じなかったとして、J1のFC東京に罰金500万円とけん責の処分を科すと発表した。

 同委員会によると、試合開始直前にサポーターが約1分20秒にわたって花火を100発以上打ち上げ、発煙筒も使用した。観客1人がやけどを負った。実行者の特定を難しくするために大型の応援フラッグの下から花火を打ち上げていたといい、委員会は「わが国のサッカー史上でも類を見ない極めて危険な重大な行為」と断じた。

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