乾友紀子選手に滋賀県民栄誉賞 世界水泳AS2冠「声援が力に」

滋賀県庁で県民栄誉賞を受賞し、表彰状を受け取る乾友紀子選手=1日午後

 滋賀県は1日、福岡市で7月に開かれた世界水泳選手権のアーティスティックスイミング女子ソロで2大会連続2冠を達成した乾友紀子選手に県民栄誉賞を授与した。同県近江八幡市出身の乾選手は「たくさんの声援が力になった。素晴らしい賞をいただき光栄」と記者団に語った。

 三日月大造知事は「偉業を成し遂げ、県民に大きな勇気と感動を与えた」と述べ、表彰状を手渡した。「次の夢は」との知事の問いかけに乾選手は「次の目標をどうしていこうか考えている」と答えた。琵琶湖の水草で色づけしたガラス製花器や、近江牛なども贈られた。

 県民栄誉賞は東京五輪・パラ競泳の大橋悠依選手と木村敬一選手に次いで3人目。

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