観光庁は8月31日、「世界的な観光地域づくり法人（DMO)の評価基準（案）を作成するための海外先進事例調査報告書」を公表した。DMOをはじめとする観光地域づくりする人に向けて世界的なDMO形成に向けた先進事例を伝え、さらなるDMOの飛躍につなげる。
観光庁では、目指すモデルとなるＤＭＯ（世界的なＤＭＯ）形成に向けて、海外におけるＤＭＯの状況（ＤＭＯ制度、階層別のＤＭＯの状況等）や、世界的に評価されるＤＭＯの観光地域づくりにおいて担うべきとされている役割、取り組み内容およびその水準の設定・評価方法等について把握することを目的として調査を実施した。
調査では、国際観光収入上位国、観光産業がＧＤＰに占める割合上位国、インバウンド旅行者一人当たりの消費額の高い国等、観光が重要な産業となっている国又はＤＭＯが積極的もしくは特徴的に活動を行っている国8カ国を対象に、各国のＤＭＯの状況や、「世界的なＤＭＯ」の評価項目[1]～[6]への取組状況等について、当該国における観光当局・観光協会等のホームページや公表資料等を用いて、制度面及び実態面の双方から概要調査を行った。
調査内容は次の通り。
