流しそうめん店で93人食中毒 約500人も調査中、石川

 石川県津幡町の飲食店「大滝観光流しそうめん」で8月に発生した食中毒の患者が93人に上ることが1日、分かった。県によると、入院者はおらず、全員既に回復している。他に同店で食事をした約500人から食中毒の相談が寄せられており、関連を調べている。流しそうめんなどに利用する湧き水からカンピロバクターが検出され、県は食中毒の原因とみている。

 県によると、93人は1歳から70代の男女で、石川県内の他、富山や長野、福井から訪れていた。湧き水は、流しそうめん以外にも調理に利用していた。同店によると、7月中旬の豪雨の影響で、年に1度実施すべき水質検査を今季の営業開始前に行っていなかった。

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