職員の声に応えファーストバースデー休暇 「1歳の誕生日一緒に過ごしたい」 栃木信用金庫きょうから

栃木信用金庫

 栃木信用金庫(伏木昌人(ふせぎまさと)理事長)は31日、職員の子や孫の1歳の誕生日当日に特別休暇を付与する「ファーストバースデー休暇」を、9月1日から導入すると発表した。仕事と子育てを両立しやすい職場環境づくりにつなげる。

 同信金は育児・介護休業法に基づき、育児休業の期間を子どもが1歳になる前日までとしている。1歳の誕生日と職場復帰が重なることについて、職員から改善を求める声があったという。伏木理事長の呼びかけもあり、働き方改革の一環で新たな休暇制度を取り入れた。

 対象は職員266人(契約職員、パート職員を含む)のうち、子や孫がいる職員。特別休暇は誕生日当日の1日のみで、休日の場合は対象外となる。

 同信金は子どもの出生時、配偶者の職員にも3日間の特別休暇取得を認めている。担当者は「仕事だけでなく、家庭も大切にする職場としていきたい」と話した。

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