「ふくまる」収穫 茨城・ひたちなか 県オリジナル品種米

特別栽培された県オリジナル米「ふくまる」の刈り取りが行われた=ひたちなか市部田野

茨城県オリジナル品種米「ふくまる」の収穫が1日、同県ひたちなか市内の水田で行われた。晴天の下、黄金色に実った稲穂がコンバインで次々に刈り取られた。

ふくまるは、大粒で冷めてもおいしいのが特長。同市の有志農家でつくる「市特栽・特選ふくまる栽培研究会」(平野恒会長)は、減農薬や米粒の大きさ、タンパク質の含有量にこだわった「特栽・特選ふくまる」の生産に力を入れる。現在は市内8軒の農家が取り組んでいる。

この日は、同市部田野の飛田勝治さん(65)の水田で収穫作業が行われ、頭(こうべ)を垂れた稲穂が収穫されていった。今年は猛暑が続いたが、暑さに強い品種のため生育に影響はなかったという。飛田さんは「粒が大きく、おいしいお米ができた。ぜひ一度『特栽・特選』のふくまるを食べてみてほしい」と話した。

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