ノーベル授賞式、ロシアも招待 運営財団発表、反発招く

ノーベル賞授賞式=2019年12月

 【ロンドン共同】スウェーデンにあるノーベル賞の運営団体「ノーベル財団」は1日までに、同国とノルウェーに駐在する各国の大使全員を12月10日の授賞式と晩さん会に招待すると発表した。ウクライナ侵攻を受けて昨年は招待を見送ったロシア大使らも含まれ、反発を招いている。

 財団は8月31日の声明で「世界の分断は深まり、意見が異なる者同士の対話も減っている。こうした傾向に反対する」と説明した。授賞式は例年、平和賞がノルウェー、残る5部門はスウェーデンが会場となっている。

 スウェーデンメディアによると、同国ではクリステション首相がノーベル財団の方針に反対の意向を示した。

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