黒い母の懐に抱かれるオレンジ色…フランソワルトンの赤ちゃん誕生 福井県の鯖江市西山動物園

オレンジ色の毛が鮮やかなフランソワルトンの赤ちゃん=8月29日、福井県鯖江市西山動物園(同園提供)

 鯖江市西山動物園(福井県)で8月27日朝、オナガザル科の希少種「フランソワルトン」の赤ちゃん1頭が誕生した。黒い毛の親と異なり、オレンジ色の体毛が特徴。母親に抱かれ、愛らしい姿を見せている。

 同園によると、父親はシモン(26歳)、母親は恋恋(れんれん)(19歳)。恋恋は6度目の出産だった。赤ちゃんは尻尾を含め体長約45センチ、体重は推定350~400グラム。性別は現段階で不明。

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 一日の多くを母親の腕の中で寝て過ごし、時折、活発に手を動かす様子も見られる。生後半年ほどで黒い毛になる。

 フランソワルトンは、ベトナム北部から中国南部の密林に生息する。国内の動物園での飼育は6カ所で28頭(昨年末時点)。西山動物園は1987年から飼育しており、今回の誕生で7頭になった。

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