NY原油9カ月半ぶり高値 85ドル台、ガソリン価格影響も

サウジアラビア東部の石油関連施設=2018年(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】1日のニューヨーク原油先物相場は7営業日続伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の10月渡しが前日比1.92ドル高の1バレル=85.55ドルを付け、終値としては昨年11月中旬以来、約9カ月半ぶりの高値を付けた。日本ではガソリン価格が最高値を更新しており、原油相場の上昇が今後も影響を与えそうだ。

 NY原油相場は先週末から6ドル近くも上昇した。主要産油国のサウジアラビアが自主的な原油減産を延長するとの見方が強まった。原油需給が世界的に逼迫するとの観測が強まり、買い注文が膨らんだ。

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