J1鹿島、クラブハウス改修へCF 茨城・行方市協力 1億5000万円目標 

選手の食事環境の改善のため、改修を図る鹿島クラブハウス内のカフェテリア=鹿嶋市粟生(クラブ提供)

サッカーのJ1鹿島アントラーズは1日、クラブハウス(茨城県鹿嶋市粟生)の施設環境の改善を目的としたクラウドファンディング(CF)を開始した。クラブハウス内にあるカフェテリアの改修と、クラブハウスでのサポーターの観戦環境の向上を図る。茨城県行方市のふるさと納税を活用する。目標額は1億5千万円。期間は10月31日午後11時まで。

ジーコクラブアドバイザーは「常に改修が必要な状態にある。皆さんのご協力をよろしくお願いします」と支援を呼びかけた。

現在のカフェテリアは手狭になっており、選手の食事する環境を改善することで、パフォーマンスの向上につなげる狙いがある。GK沖悠哉選手は「(改善後は)練習後にすぐ、食事を取れる環境になると聞いている。(将来的には)ファンの皆さまも使ってほしい」と述べた。

寄付はCFサイト「READYFOR」で受け付ける。コースは8千円から1千万円まで。選手プロデュースのグッズや、市とのコラボグッズ、11月19日に開催される本山雅志アカデミースカウトの引退試合の特別観戦券など、寄付金額に応じた返礼品が用意された。

ふるさと納税を活用したCFは今回で4度目。昨年はトップチームの練習環境改善の目的で潮来市と協力して実施され、9200万円を集めた。トレーニングルームの改修などに充てられ、沖選手は「僕たちもしっかり、(競技力の)強化ができている」と実感を込めた。

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