注目の新作『スラムドッグス』犬の実映像を95%も使用 CGに頼らず観客によりリアルな姿を

ジョシュ・グリーンバウム監督は、映画『スラムドッグス』製作時、犬の実映像を含めることを重視したことを明かした。捨てられた犬レジー(声/ウィル・フェレル)が、酷い元飼い主(ウィル・フォーテ)に復讐を企てる内容の新作では、CGIではなく実際の犬の映像を出来るだけ使用するように努めたという。

グリーンバウム監督は、コライダーに話した。「今あなたが観たものの95%は本物の犬ですよ。それが私にとっては本当に重要なことだったんです」「明らかに、犬が危険にさらされる場合は、『フルCGにしよう』となりましたが、私にとっては、始まりで本物の犬を見ていると感じて欲しかったのです」

観客は犬の行動についてはよく知っているという理由で、ジェイミー・フォックスやアイラ・フィッシャーも声優を務める同新作ではCGI技術を使いたくなかったという。「ゾウを映画に入れるなら『それ結構いいね』ってなるでしょう。なぜなら私は、1年に5分ほど、子供達を動物園に連れて行った時しかゾウの近くにいませんから。でも犬の場合、私は犬を知っているのです。私達は皆、犬のことは分かっています」

「私達は彼らや彼らの行動、仕草と共に暮らしていますから、彼らを出来るだけリアルに感じられるようにしたかったんです。リアルに感じれば感じるほど面白くなりますよね」と説明する。

『スラムドッグス』は、11月17日に日本公開予定だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社