北海道地震から5年で追悼式 「備えることの大切さ学んだ」

北海道厚真町で行われた追悼式で、式辞を述べた宮坂尚市朗町長=2日午前

 2018年9月6日未明、北海道胆振地方を震源に震度7を観測した北海道地震から5年となるのを前に、土砂崩れに巻き込まれるなどして住民37人が亡くなった厚真町で2日、町主催の追悼式が行われ、遺族代表の畑島武夫さんが「大切な人やものを失って、ようやく伝え、備えることの大切さを学んだ」とあいさつした。

 式には遺族約90人や鈴木直道道知事ら計約260人が出席。全員で黙とうした後、宮坂尚市朗町長が「最愛の家族や友人を失った方々の無念さは決して尽きることはない。今後も全国、全道に先駆けて命を守る防災、減災対策をけん引していく」と式辞を述べた。

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