虹色に輝く県庁昭和館 性の多様性への理解深めて 15日までライトアップ

レインボーカラーにライトアップされた県庁昭和館=1日夜、宇都宮市塙田1丁目

 県は1日夜、県庁昭和館を性の多様性の尊厳を象徴するレインボーカラーにライトアップした。

 性的少数者らのカップルを公的に証明する県の「パートナーシップ宣誓制度」の導入から1年を機に、改めて理解を深めてもらおうと企画された。

 レインボーカラーは赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色。昭和館を2色以上でライトアップするのは初めてという。15日までの午後6~9時に点灯する。

 県庁前では通行人らが足を止め、色鮮やかに照らし出された光景に見入っていた。県内在住の看護学生薄根結女(うすねゆめ)さん(21)と保育学生湯澤理乃(ゆざわりの)さん(20)は「すごくきれい。性的少数者の人はきっと身近にもいるはずで、そうした人たちがもっと生活しやすくなる社会になっていってほしい」と話した。

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