マシントラブルに見舞われた中上貴晶「厳しい状況だった」/第11戦カタルーニャGP初日

 9月1日、2023年MotoGP第11戦カタルーニャGP MotoGPクラス初日のセッションがカタロニア・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はプラクティスで20番手となり、予選Q1からのアタックとなる。

 LCRホンダはスペインを拠点に活動するチームであることから、中上にとって今大会は第2のホームGPでの開催となる。初日を迎えたカタロニア・サーキットは、やや雲が多く広がる天候となり、午前にはフリー走行1回目が行われた。

 中上はフロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤの1セットのみで終始周回を重ねていた。序盤に1分41秒406をマークするが、中盤から終盤にかけては1分42秒台でラップを刻んでいたことから、それ以上のタイムアップを図れず20番手で終えている。

 午後のプラクティスでは、序盤にマシントラブルに見舞われてしまったようで、コースサイドにマシンを止める様子が見られた。中盤に入るとセカンドマシンでアタックを継続し、連続で自己ベストを更新して1分41秒247で14番手につける。その後、新品タイヤに履き替えると1分40秒886までタイムを縮めるが、20番手にとどまった。

 不調が続くホンダ勢は、初日は下位に沈む結果となり、4台が全て予選Q1からのアタックとなる。中上は、土曜日に行われる予選Q1とスプリントレースでポジションアップに向けて準備を進めていく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(プラクティス:20番手)
「チームはベストを尽くしていますが、今日は厳しい状況でした。グリップをみいだすために全力を尽くします。明日のスプリントと日曜日のレースでさらなるステップを刻むために、みんな懸命に取り組んでいます」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第11戦カタルーニャGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第11戦カタルーニャGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第11戦カタルーニャGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第11戦カタルーニャGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第11戦カタルーニャGP

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