照ノ富士は相撲を取らず 稽古総見、豊昇龍14番

横綱審議委員会の稽古総見で、ぶつかり稽古で胸を出す横綱照ノ富士(右)=東京・両国国技館

 大相撲秋場所(10日初日・両国国技館)に向けた横綱審議委員会による稽古総見が2日、東京・両国国技館で一般公開によって行われ、腰痛で先場所休場の横綱照ノ富士は相撲を取らず、ぶつかり稽古で胸を出した。

 新大関豊昇龍はともにかど番の霧島と貴景勝の両大関、大栄翔と若元春の両関脇らと14番取って7勝7敗。「いい稽古だった。番付が変わっても、いつも通りの稽古をしていこうと思った」と話した。霧島は13勝4敗、先場所全休の貴景勝は6勝6敗だった。

 三役陣では新関脇琴ノ若が新小結錦木らを相手に7番。再び大関昇進に挑む大栄翔は9番、若元春は6番にとどまった。入幕2場所目の伯桜鵬は不参加だった。

© 一般社団法人共同通信社