勝みなみはカットラインに届かず涙「苦しかった」

前週に続いて悔しい予選落ちとなった(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇ポートランドクラシック 2日目(1日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)

3アンダー30位から出た勝みなみは、2バーディ、3ボギーの「73」で回り、カットラインに2打及ばず。通算2アンダー86位に後退して2週連続での予選落ちを喫した。アテストを終えて上がってきた勝は涙をこぼし「いつもだったら結構入ってくれたりするパットもなかなか入ってくれなかった。ちょっと苦しかったですね」とプレーを振り返った。

グリーン上の不振がショットに影響した(撮影/田辺安啓(JJ))

前半3番と7番(パー5)でバーディを奪ってスコアを伸ばしてはいたものの、カップ左へ、左へと外れがちなパッティングで歯車は狂いだした。「後半も全然ショットは良かったのに、パターが入らないからショットまでおかしくなっちゃって。1個でも入ってくれれば良かったんですけど…」。後半14番あたりからパッティングの軌道修正はできてきたが、16番(パー3)で3つ目のボギーとなった。

ミック・シーボーンさんとのタッグは今週で一区切りだった(撮影/田辺安啓(JJ))

「ショットがチャンスにつかない分、ボギーは増えちゃうし。パットでバーディが獲れないっていうので…『また出直してこい』ってことだと思います。基本的にそんなに悪くないので、本当ちょっとしたところのズレでスコアに繋がっていないなって。頑張ります」

ショットもパットも噛み合わず、苦しい戦いだった(撮影/田辺安啓(JJ))

今週で宮里藍さんの元エースキャディだったミック・シーボーンさんとのタッグは一区切りになる。「すごく的確な指示をミックがくれていたので、苦しいラウンドのときもミックのアドバイスで予選通って上位に行けた試合もあったし、助けられた部分が大きい。なかなか彼の言っているところに打てなかったのでそこは申し訳ない部分ではあったんですけど、さすがベテランのプロキャディというか、いろいろ勉強になった部分もあったのでこれからいろいろ生かしていけたらと思います」と約3カ月組んだ相棒に感謝した。(オレゴン州ポートランド/石井操)

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