全日本アマ将棋名人戦 倉敷で開幕 全国の強豪、頂点目指し熱戦

頂点目指し熱戦を繰り広げる出場者

 倉敷市出身の将棋棋士・大山康晴15世名人(1923~92年)の生誕100周年を記念した「第77回全日本アマチュア将棋名人戦全国大会」(日本将棋連盟、同市、同市文化振興財団主催)が2日、同市芸文館(同市中央)で開幕した。2日間にわたり、全国の強豪が頂点を目指し盤上で熱戦を繰り広げる。

 都道府県の予選を勝ち進むなどした62人が出場。開会式で大会名誉会長の伊東香織市長が「それぞれの力を発揮してほしい」、審判長を務める谷川浩司17世名人は「大山先生の名にふさわしい大会になるよう願う」とあいさつした。

 初日は予選リーグと決勝トーナメント1回戦を実施。出場者は真剣な表情で局面を読みながら、考え抜いた一手を繰り出していた。

 大会は同市が誘致。3日は決勝トーナメントの2回戦から決勝までを行い、アマ名人を決める。

 会社員高山正樹さん(37)と高校2年坂本蒼哉さん(16)=いずれも同市=の地元勢2人は初日で姿を消した。

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