渡辺一馬が今季初ポール獲得。荒川晃大はレコード更新でフロントロウに並ぶ/2023全日本ロード第6戦オートポリス ST1000予選

 9月2日、2023年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦スーパーバイクレース in 九州のST1000クラス予選が大分県のオートポリスで行われ、渡辺一馬(Astemo HondaDream SI Racing)がレース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。2番手には荒川晃大(MOTOBUM HONDA)が入った。

 3カ月半ぶりの開催となったST1000クラス。土曜日は雲に覆われながらも雨の気配はなく、比較的温和な空気に包まれた。午前中に予選、午後にレース1というハードスケジュールとなった。

 20分間の予選アタックが開始し、5分程度で1分50秒991と真っ先に1分50秒台をマークしたのは國峰啄磨(TOHO Racing)だった。ところが、すぐに渡辺が1分50秒602で逆転。

 セッション中盤になると、渡辺が1分50秒153をマークし、自身が持つレコードタイム1分50秒525を更新する。その直後、荒川が1分50秒452とレコードを更新するタイムをたたき出して2番手に浮上。

 20分間という短い予選はそのまま終了し、渡辺が今季初ポールポジション獲得となった。また、ベストタイムでは荒川が、セカンドベストタイムでは國峰が2番手につけてフロントロウを獲得している。

■レース1&レース2 ポールポジション:渡辺一馬(Astemo HondaDream SI Racing)
「チームがいいバイクを用意してくれて、昨日から調子がいいことは分かっていました。今日も自分の走りができれば、ポールポジションは十分にねらえると思っていました。結果コースレコードも更新することができました。とは言えレースは結果が重要なので、決勝まで気を抜かずに頑張ります」

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