犬が『飼い主の帰宅』に敏感な理由3つ!"帰りを予知している"って本当?どうやって帰宅を感知してるの?

犬が「飼い主の帰宅」に敏感な理由

玄関までたどり着いていないのに、犬はなぜか飼い主の帰宅を察知して窓際や玄関までお迎えに行ったりしますよね。このように、犬が「飼い主の帰宅」に敏感なのはどういう理由なのでしょうか。

1.安心感を得られるから

犬が飼い主の帰宅に敏感なのは、飼い主の帰宅によって、安心感を得られるからです。

犬はひとりきりで過ごすことがあまり得意ではありません。群れで生活する習性を持つ動物だからです。どんな時も群れの仲間と一緒に行動することが当たり前なのです。

しかし、人と暮らす場合には、ひとりきりでお留守番しなければならない時間が必ず訪れます。慣れているだけで、決して得意なわけではありません。

そのため、不安や緊張や恐怖と闘いながら飼い主の帰宅を待っています。そして、飼い主の帰宅が分かった瞬間、安心感が得られるのです。

2.ご褒美のおやつがもらえることを期待しているから

犬が飼い主の帰宅に敏感なのは、お留守番を頑張ったご褒美のおやつがもらえることを期待しているからです。

飼い主が帰宅したと同時にご褒美のおやつがもらえることが習慣化している場合、飼い主の帰宅が分かった瞬間、心の中で「おやつだ!」と、叫んでいるのではないでしょうか。

犬にとって、飼い主のいないお留守番は退屈なものです。ご褒美のおやつを何よりも楽しみに待っている犬もいると思います。

3.お散歩に連れて行ってもらえることを期待しているから

犬が飼い主の帰宅に敏感なのは、お散歩に連れて行ってもらえることを期待しているからです。

帰宅したらまず愛犬のお散歩に行く、という飼い主も多くいらっしゃると思います。とくに飼い主が社会人である場合、帰宅が遅くなってしまう日も必ずありますよね。

犬にとって、お散歩は飼い主とのスキンシップやコミュニケーションを楽しむ時間でもあります。運動をする時間でもありますし、ストレスを発散する時間でもあります。

長時間のお留守番の後、外に出て風を感じたり、においを嗅いだりするだけでも、犬にとっては最高に嬉しい時間なのです。

愛犬はどうやって飼い主の帰宅を感知してるの?

ではここからは、犬が飼い主の帰宅を感知している方法について解説します。

車のエンジン音を聞き分ける

愛犬は車のエンジン音によって、飼い主の帰宅を感知することができます。

犬の音源探知機能の正確さは、人の約2倍とも言われており、飼い主の車のエンジン音とその他の車のエンジン音を聞き分けることができるのです。

飼い主の足音を聞き分ける

愛犬は飼い主の足音によって、帰宅を感知することができます。

歩くスピードや歩くリズム、靴の音などによって、飼い主の足音と他人の足音を聞き分けることができるのです。

飼い主が身につけているピアスが揺れる音、キーホルダーに付いている鈴の音などからも飼い主の帰宅が分かるようです。

他人が敷地内に入ってきた時に警戒して吠える犬も、飼い主が敷地内に入ってきた時には全く吠えることがないですよね。

玄関の鍵を開ける音を聞き分ける

愛犬は玄関の鍵を開ける音によって、飼い主の帰宅を感知することができます。

車のエンジン音や足音でもすでに分かってはいると思うのですが、玄関の鍵がガチャガチャっと音を立てた瞬間、猛ダッシュで玄関にお出迎えに行く犬もいますよね。

飼い主や家族以外の他人が玄関の鍵を開けることはないので、犬もそのことをよく理解しているのではないでしょうか。

まとめ

犬が飼い主の帰宅に敏感な理由を3つ解説しました。

  • 安心感を得られるから
  • ご褒美のおやつがもらえることを期待しているから
  • お散歩に連れて行ってもらえることを期待しているから

飼い主の帰宅に敏感な犬が多い一方で、飼い主の帰宅に全く敏感ではなく、興味さえなさそうな犬もいますよね。

そのような場合、実はお留守番を楽しむことができているからなのではないかと思います。寂しくもなく、不安もなく、退屈でもないのです。

ひとり時間を楽しむことができる犬であると、飼い主も安心してお留守番させることができますよね。

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