「なにナゾJAPAN」餃子を食べる意外なイベント“餃子婚”に横山由依が興味!?

総務省統計局が提供する、各府省の公表する統計データを一元化したポータルサイトの政府統計の総合窓口『e-Stat』や、統計データを地図上で見られる『jSTAT MAP』を利用した、統計情報クイズ番組「統計から日本を紐解こう!なにナゾJAPAN」が、9月2日(土)15時25分からBSフジで放送された。

同番組は、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹が司会進行を務め、クイズ番組のMCとしては初。小中高校の授業にも近年取り入れられている「統計」を元に、日本のナゾを紐解いていこうという番組で、今、まさに統計の授業を受けている学生6人が統計を研究し、その結果をクイズ形式で発表。お笑いコンビのなすなかにしと、元AKB48・横山由依がパネラーとして出演した。

俳優として第65回ブルーリボン賞の助演男優賞を受賞するなど活躍の場を広げている飯尾は、意外にもクイズ番組の司会は初めての経験だという。「子供たちとパネラーをつなぐ中間管理職のような立場を楽しみたい」とお馴染みの軽妙なトークで番組を盛り上げた。

パネラーには横山由依と、なすなかにし(那須晃行、中西茂樹)の二人を迎え、各都道府県の隠れた県民性を紐解くクイズに挑戦。クイズ出題者の子供たちは小学生チーム・中学生チーム・高校生チームに分かれる。最もアツイ問題を出題したチームには1万円分の図書券が贈られるとあって、子供たちのプレゼンにも気合が入った。

オープニング1問目は、「餃子の年間購入額ランキング」で1位になった宮崎市で行われる「餃子を食べる意外なイベント」とは何か?という問題。餃子が大好きだという横山は解答に意気込みを見せるも、全員不正解。答えはまさかの「結婚式」。ケーキカットの代わりに巨大餃子に入刀するというものだった。予想外に難しい“統計クイズ”に驚くパネラーたちに、飯尾は「“統計データ”は近年の学校教育に取り入れられている注目分野」と説明。「無知な大人の皆さんはしっかり学んでいってください!」とパネラーを煽ってスタジオに笑いが起った。

収録後の感想で、餃子婚に興味は?と聞かれた横山は、「私は(好きな食べ物が一つだけというなら)餃子にしたいくらい大好きなので、私はいいんですけど、お相手も餃子好きなら(笑)」と、餃子婚に興味を示すと、すかさず飯尾が「将来宮崎県の人と結ばれたら、式は東京で1回、宮崎で1回ね」とフォローした。

中学生チームの出題クイズは「統計ハイ&ロー」だ。パネラーの3人は「ソースの年間消費量が多いのは大阪or広島どっち?」などの2択問題にテンポよく解答していったが、意外にも正解は「広島」。またしても全員不正解という結果に。都道府県に対する一般的なイメージと、統計データの差をうまく利用した問題に、大人たちが舌を巻いた。

小学生チームが出題する「e-Stat」を使った問題では、「e-Statってなに?!」と焦る、なすなかにしの二人。しかしご当地グルメに関する内容には、ロケで全国各地を巡る中西が「地元の人に聞いたことあるかも」と勘が冴え、初の正解者となった。

続いて、統計データを地域ごとに分析できるツール「j STAT MAP」を活用した問題では、「池袋・西葛西・川口に集まる“ある人”とは?」と地域ごとの人口密集度が赤く示されたマップが表示され、横山は「アニメ好きな人が集まる新スポットかも…」とあまり回答に自信がない様子だが、那須がまたもロケで得た知識で「海外の留学生」と答え正解に。

最終問題は高校生チーム。統計データの謎を現地の人々にインタビューして解き明かす。高校生から「突然ですが横山さん!全国で一番ラーメンが食べられている都道府県は?」と聞かれた横山はとっさに「横浜」と答えるも、正解は「山形県」。ここまで正解がない横山はなんとか挽回したいところだが、「山形県がラーメン消費率を上げるために設置したあるものは?」という問いに、子供たちや飯尾から「子供が好き」「楽しい」「空港やイオンモールにある」などのビッグヒントが飛び出す。横山が何度もフリップを書いては消し、導き出した答えは「ガチャガチャ」。正解のモニターにガチャガチャを回す映像が映ると、横山は大喜び。スタジオからも大きな拍手が沸いた。

すべてのクイズを終えて、一番アツイ統計クイズを作ったチームには僅差ながら小学生チームが選ばれた。飯尾が子供たちの大健闘を称え、「なにナゾJAPAN」の第一回目を締めくくった。

収録後、なすなかにしの二人はクイズにロケでの経験が役に立ったと話しつつ、「ロケだけでは見えてこないことが、統計で見えてくるのが面白い。知らないことが多すぎて、まだまだロケに行き足りてないと感じました」(中西)、「今後は(e-Statとj STAT MAPを)ロケの下調べに使いたい」(那須)とコメント。

横山は番組を終えて、「自分が今まで持っていた地域のイメージと全然違ったので、統計の奥深さを感じましたね。想像だけじゃなくて、データからも知識を得ることが大切だなと気づきました」と語った。最後のクイズで正解できたことについて、「本当に当てたかったので、よかったです」とほっとした表情を浮かべた。

飯尾の初司会ぶりについて、なすなかにしは「めちゃくちゃ楽しくて最高でした」「親戚の集まりみたい」と飯尾が作り出すアットホームな空気感を絶賛した。飯尾は初司会を振り返って、「面白かったですね。なんでもクイズになっちゃうから、統計に興味を持ちました」と話す。子供のころ夏休みの宿題で苦労した経験を思い出しながら、「子供たちが出題するクイズがすごく良かった。統計データをこんなに簡単に調べられるなら、自由研究とかに活用できたらいいよね」と番組のさらなる可能性に期待を込めた。

「統計から日本を紐解こう!なにナゾJAPAN!」は、総務省統計局の公式YouTubeにて9月4日(月)正午頃から配信予定。

■総務省統計局「統計から日本を紐解こう!なにナゾJAPAN」

※現在は限定公開となっており、9月4日(月)正午頃に一般公開に切り替わります

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