9歳のケリーさん、猛暑の夏のごはん事情

ケリーが家族になったのは、2015年1月。以来、楽しく過ごしていますが、だからこそ、必ず来る、サヨナラの日を考えない日はありません。考えるだけで切ない気持ちはこみあげてきますが、ペットと暮らし始めた以上、避けては通れないこと。それでも、愛犬とは少しでも長い時間、一緒にいたい。だからこそ、カラダにいいものだけを食べてほしい! と思うのですが、なかなか「これは!」といフードに出会えていません。というか、いまだに試行錯誤しています。

イベントなどでサンプルをいただくこともあれば、ペットショップで気になるフードを目にすると、つい試してみたくなってみたり。まあ、食いしん坊のケリーさんは、なんでも美味しく食べてくれるというのもあるのですが(笑)。

そして、今回、また新たなフードに挑戦中。昨年、ニュージーランドに行った時、スーパーで見かけて気になっていた、「ZIWI®(ジウィ)」です。今年春、東京ビッグサイトで開催された「第12回インターペット」でも大きなブースを出していて、カラフルなパッケージにも魅かれて、気になっていたのです。

「ZIWI®」は、大自然に恵まれたニュージーランド産のプレミアムペットフードブランド。犬・猫本来の肉食の食事に含まれる栄養に注目し、ニュージーランド産の高品質なフリーレンジ(放し飼い)肉や水産物を原材料に用いた製品を製造しているのだとか。商品のバリエーションも多彩で、どれから始めてみようかな、と迷ってしまいますが、もともと創始者が鹿肉農場を営んでいたと聞き、まずは鹿肉(ベニソン)のドライフードを試してみることにしました。

さらに調べてみると、大切に育てた鹿肉を、粗悪な環境でペットフードに加工していることを知った創始者が「だったら自分で納得のいくものを作ろう」ということで、立ち上げたブランドなのだとか。穀物やつなぎなどは、一切使用せず、材料となる肉や魚の内臓や骨も含む素材丸ごとの栄養を閉じ込めています。商品にもよりますが、ドライフードの場合、96%以上は素材そのものを使っているとのこと。……濃密です(笑)。

もちろん、その分、お値段は張るのですが、ふだん使っているフードに、数粒トッピングとして混ぜるかたちで与えることにしました。栄養が凝縮されていることもあって、香りも強く、数粒、加えるだけでも抜群の存在感で、まずは「ZIWI®」からいただく──といった感じ。というか、袋をあけると、ぴょんぴょん飛び跳ねます(笑)。ケリーも気に入っているようで、もう少しこのペースで続けてみることにしました。お通じも、いい感じです。

それにしても、愛犬の血肉となる食事には本当に神経をつかいます。

先日は、日本のペットフードメーカーのミシュワンのイベントに参加してみました。ミシュワンは、栄養管理士に監修のもと、全席ペット同伴可能な、東京・赤坂のカフェ「バズカフェバイアネラ」の愛犬用メニューをプロデュース。ミシュワンの愛用者に向けた試食イベントに、ケリーとともに伺い、3種類のメニュ―を少しずついただいたのですが、とくにお気に召したのは、「スイカのアイスクリーム」。ケリーはもともとスイカが大好き! 体を冷やす効果があるといわれるスイカに、乳製品のかわりに整腸作用のある豆腐とヨーグルトを加えたアイス──、間違いなく好きなヤツです。作り方は、皮を剥き、種を取ったスイカと豆腐をブレンダーでペースト状にして、ヨーグルトを混ぜて凍らせるだけ。甘さも控えめで、人間にとってもヘルシーなおやつになります。

少しでも長く、美味しく、楽しく、一緒にごはんを食べたいなあと、ケリーが食事をしている様子を見ながら、改めて思うのでした。

ZIWI®

https://ZIWIpets.jp/

バズカフェバイアネラ

https://buzz-st.com/cafe

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