生誕850年に向けて 親鸞ゆかりの土産を 「凡夫」共通に みずいろ実行委員会

「凡夫」の日本酒や菓子、バッグなど。字は書家の進藤祐一さんによるもの

「みずいろ実行委員会」は今年の親鸞生誕850年に合わせて日本酒や和菓子、グッズを製作した。生誕でゆかりの上越を訪れた人たちの土産となるものを作り、地域の可能性を広げる試み。一部はすでに先行販売しており、1日から本格的に販売を始めた。

代表の坂詰つぐみさんは多くの人が上越を訪れた2018年の没後750年御遠忌法要の時から、親鸞にちなんだ土産物がないことが気になっており、「自分たちの街で、どこまでもの作りができるか挑戦したい」気持ちもあり製作に取り組んだ。

江塚デザインの江塚友之さんに協力を呼びかけ、仏教の経典に出てくる「凡夫(ぼんぶ)」を共通のデザインとした。日本酒は「能鷹」の田中酒造に依頼、菓子は伊藤製飴所が6種類の味と色のあめを新たに作った。バッグとTシャツもラインアップしている。

凡夫の日本酒は720ミリリットルで1600円(税別)、850本限定、菓子は6個入り980円(税別)で500箱限定。増井酒店、山清酒店などで販売している。

また、同委員会は参加型のワークショップを計画している。11月3、4日に光源寺で、一昨年の「なおえつうみまちアート」に出展したアーティストの渡辺英司さんを招き、渡辺さんのデザインをTシャツやバッグなどにプリントする。

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