フェラーリのサインツが最速。トップ3は三つ巴【タイム結果】2023年F1第15戦イタリアGPフリー走行3回目

 2023年F1第15戦イタリアGPのフリー走行3回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。

 気温26度、路面温度39度というドライコンディションで、現地時間12時半にセッションがスタート。序盤はほとんどのマシンがユーズドタイヤで走行を重ね、フェルスタッペンがソフトで1分21秒687というトップタイムを記録した。上位はユーズドソフトを履くマシンによる1分21〜23秒台のタイムが並んだ。

 中盤以降は各車ロングランに移行し、新品タイヤを投入するマシンも増えた。タイヤはハード、ミディアム、ソフトと様々だが、そんななかミディアムタイヤのアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が1分22秒144で2番手に浮上した。アルファタウリの角田、リアム・ローソンはともにハードで走行を続けている。

 終盤には予選を想定したアタックを行うために新品ソフトを投入し、メルセデスはジョージ・ラッセルが1分21秒730で3番手、ハミルトンがセクター1と2で全体ベストをマークし1分21秒453でトップに浮上した。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は1分21秒798で4番手に上がり、フェルスタッペンはハミルトンを0.4秒上回って1分20秒958でトップに立っている。フェラーリ勢はカルロス・サインツが1分20秒912でフェルスタッペンを僅差で上回り、ルクレールは2度目のアタックで1分21秒486で4番手につけた。

 最終的にトップ3はサインツ、フェルスタッペン、ハミルトンと変わらずセッションは終了。4番手以下はルクレール、アロンソ、ラッセル、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、アルボン、セルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田は終盤にミディアムタイヤを投入し1分22秒297というタイムで13番手、ローソンは同じくミディアムで1分22秒296、12番手だった。

2023年F1第15戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2023年F1第15戦イタリアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2023年F1第15戦イタリアGP リアム・ローソン(アルファタウリ)
2023年F1第15戦イタリアGP 角田裕毅(アルファタウリ)

■2023年F1第15戦イタリアGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps

1 55 C.サインツ フェラーリ 1’20.912 23

2 1 M.フェルスタッペン レッドブル・レーシング 1’20.998 23

3 44 L.ハミルトン メルセデス 1’21.453 23

4 16 C.ルクレール フェラーリ 1’21.486 23

5 14 F.アロンソ アストンマーティン 1’21.711 24

6 63 G.ラッセル メルセデス 1’21.730 25

7 20 K.マグヌッセン ハース 1’21.884 21

8 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 1’21.985 27

9 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’22.054 18

10 11 S.ペレス レッドブル・レーシング 1’22.192 16

11 18 L.ストロール アストンマーティン 1’22.245 31

12 40 L.ローソン アルファタウリ 1’22.296 29

13 22 角田裕毅 アルファタウリ 1’22.297 28

14 81 O.ピアストリ マクラーレン 1’22.302 17

15 2 L.サージェント ウイリアムズ 1’22.380 23

16 77 V.ボッタス アルファロメオ 1’22.511 30

17 4 L.ノリス マクラーレン 1’22.515 24

18 31 E.オコン アルピーヌ 1’22.739 20

19 24 周冠宇 アルファロメオ 1’22.742 30

20 10 P.ガスリー アルピーヌ 1’22.852 22

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