「これからも我々の一員」 アッレグリ、去就注目もユベントス残留の2選手に言及 「彼は信頼のおける男」

[写真:Getty Images]

今夏の去就が注目されたユベントスの2選手について、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が言及した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

セリエAで開幕1勝1分けのユベントス。3日に行われる第3節では開幕2連敗で最下位に沈むエンポリとのアウェイゲームになるが、移籍市場が閉幕して最初の一戦ということもあり、前日会見に臨んだ指揮官に対しては、スカッドに関する質問も相次いだ。

まずはセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)。ユベントスがチェルシーとベルギー代表FWロメル・ルカクとの実質的なトレードを協議していたことが明らかにされているが、本人は開幕2戦連発と好調で、その表情からは昨シーズンよりもモチベーションに溢れていることが伝わってくる。

アッレグリ監督も「元々フィジカルが素晴らしい選手であり、今は心身ともに良い状態だと認識しているよ。昨季は間違いなく不調だったが、それでもセリエAで9~10ゴールは決めていたと記憶している」と称え、「彼はこれからもユーベの一員としてプレーするよ」と若きエースへの信頼を寄せた。

また、1日の移籍市場最終日にウェストハムへの放出を進めながらも、最終的に折り合えなかったヴラホビッチの同胞MFフィリップ・コスティッチ(30)にも言及。指揮官は開幕2試合で出番を与えなかったが、エンポリ戦での先発起用を示唆している。

「コスティッチに移籍の可能性はないよ。 私は確かに(開幕2試合で)アンドレア・カンビアーゾを優先したが、対戦相手を鑑みた上で適した方をチョイスしたに過ぎない。おそらく明日はコスティッチがスターターだ。彼は信頼のおける男だし、昨季の『12』アシストを侮ってはならない」

ボスとして部下への信頼を外部に示したアッレグリ監督。その一方、今夏は即戦力補強がアメリカ代表FWティモシー・ウェア1人だけだったことに加え、ミランとインテルが大型補強に成功したことを意識し、来年1月はそれなりの補強が必須との認識を口にした。

「いつの時代も優勝候補は前シーズンの覇者だ。ナポリには試合の均衡を壊すことができるビクター・オシムヘンという存在がおり、ミランとインテルもスクデット奪還への準備が整っている」

「では我々は? 良い形でシーズンを終えるには12月になるべく最善のアプローチをしなくてはならない。5人ほどの補強が高次元のチームを維持することに役立つはずだ」

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