あなたの幸福度を下げている『5つのタブー』自分にとっての”幸せ”が何かを考えてみて

他人を見て「幸せそう」と羨んで落ち込むことはない?

漠然と「自分はツイていない」「なんとなく鬱々とした状態が続いている」と感じることはありませんか。また、他人の状況を見て「いいな」「羨ましいな」と思い、落ち込んでしまうことはありませんか。

日本人は世界でも幸福度が低い国として知られています。社会情勢なども影響を与えていますが、その大きな要因として、日本人の考え方や習慣が関係しているとも考えられています。

昔から他人と歩幅を合わせて生活することが無意識に習慣付いてしまっている日本人は、知らぬ間に強いストレスや抑圧感が溜まっているため、全体的な幸福度が低いのでしょう。

あなたの幸福度を下げている『5つのタブー』

私たちが普段、何気なく意識下で考えていることや行動、習慣が、実は幸福度を大きく下げている要因になっていることも多いです。ここでは、あなた自身の幸福度を下げている可能性の高いタブー行為やタブーな習慣を紹介します。

1.無理に多くの人と付き合い続ける

様々な人と交流し、いろいろな人から刺激を受けることは良いことです。しかし、無理に多くの人と付き合っていると、人疲れしてしまい幸福度が下がってしまうという研究結果が発表されています。

元々根っから社交的な人であれば、多くの人と交流することで幸福感を覚えます。しかし、静かに過ごすことが好きな人や自分のペースを大事にしたい人が無理に多くの人と付き合うと、人間関係に強いストレスを感じやすくなります。

無理に多くの人と深く付き合おうとするのではなく、自分にとって居心地の良い相手や大切な人と深く狭い付き合いをするのも良いでしょう。

2.他人と自分を比較する癖がついている

つい「自分はダメだな」「同じ歳なのにあの人の方が輝いて見える」など、他人と比較してしまうことはありませんか。

特に近年はSNSが普及し活発化しているため、赤の他人の生活を覗き見することができるようになり、自分と他人を比較する機会が増えがちです。

しかし、他人と自分は考え方も生き方も生活環境も大きく違います。比較してもその違いにうんざりしてしまうだけなので、この思考癖は幸福度を下げる大きな原因になっている可能性が高いでしょう。

3.他人を気にしすぎて自分の欲求を蔑ろにしている

日本人にありがちな悪い癖として、他人の視線を気にしすぎて、本来の自分の意見が言えなかったり、自分の本当にやりたいことを抑え込んでしまうという生き方があります。

例えば「本当はこういうことをやってみたいけれど、他の人に変な目で見られてしまうのではないか」と考えてしまったり、一般的な傾向を重視するあまり、自分の考える「普通」から脱線することに恐怖を感じ、自分の欲求を蔑ろにしてしまう人は多く見かけます。

しかし、本当の自分を抑圧しすぎていると、本来の自分を見失ってしまい、自分にとっての幸せが何なのかわからなくなってしまいます。すると、幸福度も大きく下がり、漠然とした不安感や鬱々とした感情に襲われてしまうのです。

4.好奇心や探究心が薄く新たな挑戦に踏み出せない

「石橋を叩いて渡る」という諺がありますが、好奇心や探究心が薄く、興味を持ったことに対しても深く考えすぎるあまり「やっぱりやめた」と新たな挑戦に踏み出せない人は多いでしょう。

しかし、考えすぎて行動に移せない状況に陥っている自分に対して、不満や不安、退屈さを感じている人は意外と多いです。無難に現在の状況を維持しようと考えすぎるあまり、新たなことにチャレンジしないのは、良い刺激を受けられずストレスが溜まります。

日常において些細な変化でも良いので、新しいことを始めてみたり、自分が「やってみたいな」と思うことに一歩近づけるような行動を起こしてみると、心のモヤモヤが晴れるかもしれません。

5.過度に他人に期待しすぎてしまう

「こうしてくれると嬉しいな」「こうなったらいいな」と、つい他人に期待してしまう癖はありませんか。過度に他人に期待しすぎてしまうと、いざそうならなかった時に残念な気持ちになってしまうものです。

しかし、他人は他人。もちろん自分が思う通りに動いてくれることはありません。他人に対して理不尽な不満を抱えることは、自分にも相手にも嫌悪感を抱いてしまい、幸福度w下げる原因となります。

基本的に自分を幸せにできるのは自分だと理解し、他人に過剰な期待を抱くことは避けましょう。

「自分」と向き合い理解することが幸福感につながる

幸福度を上げるためには、自分にとってどのような行動や習慣が幸せにつながるのか理解することが最重要です。そのためには、まず「自分」についてよく理解する必要があります。

意外と自分はどのような人間なのかと考えた時に、スッと出てくる人は少ないのではないでしょうか。自分が好きなこと、興味があること、どんな人間になりたいのか、どのような生活スタイルが適しているのか…。

当たり前に「自分のことは自分が1番わかっている」と思っていても、実は理解できていない人がたくさんいます。これは、普段何気なく自分自身を抑圧し、本当の自分を蔑ろにしているサインです。

まずは頭を真っ白にした状態で、

  • 自分が好きなこと
  • 自分が嫌いなこと
  • 本当に興味があること
  • 何をしている時が楽しいか
  • 誰といる時が楽しいか
  • 何をしている時にストレスを感じやすいか

など、自分自身を理解するためのセルフチェックを試してみましょう。これらの問いから、実は知らなかった自分の本当の姿や考え方、欲求、大切にしたいことなどが見えてきます。

今一度、自分自身と向き合う時間を作ってみよう

いかがでしたか。つい他人と比べて自分は幸せでないと思いがちですが、それは自分を向き合わず、自分を理解していないために起きる不満から来ているケースが多いです。今一度、自分と向き合う時間を作って自分について理解し、その上で自分にとっての幸せの形を考えてみましょう。

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