秋のドラマはホラーの名匠・中田秀夫監督の完全オリジナル作品「人間から“夜行”への変身」

日本テレビ・金曜ドラマ『秘密を持った少年たち』が10月6日(金)スタートする。『リング』シリーズや『スマホを落としただけなのに』など、ジャパニーズホラーの名匠・中田秀夫監督の完全オリジナル作品で9月2日、日本テレビにて中田監督と主要キャストによる制作会見が行われた。

本作『秘密を持った少年たち』は、望まずして『夜行』(やこう)という人を襲いその血を啜(すす)る人ならざる存在になってしまった少年と少女の残酷な運命を描く、衝撃的なエロティックサスペンス。奪い合い、裏切り、嫉妬、いじめ、浮気…。

新進気鋭の若手俳優たちが、錯綜(さくそう)する人間関係に体当たりで挑む。

【中田秀夫監督 コメント】

―――見どころは?

こうした作品には外せない、人間から“夜行”への変身、そして吸血行為を頑張って撮りました。佐藤海音さん、西田至さん、大原優乃さん、大谷亮平さんそれぞれに吸血場面があり、やってみて再認識しましたが、吸血行為とエロス(情動)はほぼ同一で、そこが一つの見せ場です。また、夜行と呼ばれる彼らと、大東立樹さんがリーダーの“夜行狩り”と呼ばれる人間たちとの終わりなき闘いを描く話でもあるので、二者の闘いの場面も見どころです。

そして、ドラマの中では、龍宮城メンバーもそれぞれにひかれあったり、反目したり、裏切ったりと、濃厚にエモーションをぶつけ合いますので、彼らのフレッシュなエネルギーを堪能していただけると思います。

【イントロダクション】

一人の少年の一途な初恋が、悲劇を招く。幼いころ、少女のために歌った大切な記憶。

初めての恋を守りたいだけだったのに、夜行の血の渇きが少年を襲い、残酷な運命が少年、

そして周囲の人間を変貌させていく。

望まず夜行になってしまった主人公・玲矢が出会ったのは、秘密(=夜行であること)を隠し、夜の闇に生きる少年たち。夜行狩りの暴力を逃れて人目を忍び、人を襲わないために、血の渇きに抗(あらが)おうと、とあるライブハウスに集い、『404 not found』(フォーゼロフォー)というバンドを作って音楽に熱中していた。しかし、彼らもそれぞれ苛酷な状況下で夜行となったいきさつがあり、お互いの思いは複雑。享楽的に毎夜を過ごすもの、怒りをひた隠し周囲を欺くものも。バラバラなメンバーたちだが、行き場のない思いを音楽にこめて叩きつけるように歌う。

幼馴なじみのユキはなぜ夜行になってしまったのか。二人が人間に戻るすべはないのか。

運命に抗(あらが)おうともがき苦しむ玲矢だったが、次第に残酷な真実が明らかになっていく。

夜行を憎み、執拗(しつよう)に玲矢を付け狙う夜行狩りのリーダー。死んだと思っていた父親の行方。仲間となったバンドメンバーに裏切り者がいる?

すれ違う、玲矢とユキの思い。

少年たちが、夜明けを迎える日は来るのか。誰も殺したくない 誰が敵で誰が味方かわからない

■出演
佐藤海音/大原優乃/西田至/大東立樹/米尾賢人/冨田侑暉/竹内黎/伊藤圭吾/齋木春空/ゆいかれん/橋本マナミ/大谷亮平

『秘密を持った少年たち』
日本テレビ 金曜ドラマDEEP枠
10月6日(金)スタート 毎週金曜 深夜24時30分~(初回は24時40分)
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写真提供:(C)日テレ

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