真鶴・松本町長リコール住民投票 4日告示、24日投開票 有効投票数の過半数賛成で失職

約2400人分の署名簿を確認する真鶴町選挙管理委員会職員=6月15日、真鶴町町民センター

 真鶴町の松本一彦町長のリコール(解職請求)を巡る住民投票は4日、告示される。投開票は24日。

 期日前投票は5日から行われる。住民投票では松本町長の解職への賛否が問われ、有効投票数の過半数の賛成で失職する。

 首長のリコールを巡る住民投票は、2006年の城山町(現・相模原市)以来17年ぶりの実施となる。

 松本氏が町の選挙人名簿を不正利用するなどした問題を巡っては、住民団体「真鶴の未来をつくる会」が今年5月からの一カ月間、リコールを目指して署名活動を展開。最終的に全有権者6217人(6月1日時点)の3分の1を超す2350筆の署名を集め、町選挙管理委員会にリコールを本請求して住民投票の実現にこぎ着けた。

 住民投票により松本氏が失職した場合、50日以内に町長選が実施される。

 9月1日現在の有権者数は6160人(男2861人、女3299人)。

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