なぜ犬は飼い主の言うことを聞くの?4つの理由や言うことを聞かない時の心理まで解説

犬が飼い主の言うことを聞く理由

飼い主の言うことを聞いてくれる犬はとても可愛いですが、そもそもなぜ犬は飼い主の言うことを聞くのでしょうか。また、聞かない時の心理はどのようなものなのでしょうか。

1.褒めてもらえるから

犬が飼い主の言うことを聞く理由は、褒めてもらえるからです。

どんなに単純で小さなことも、大袈裟なほど思いっきり褒める飼い主っていますよね。他人から見ると、(親バカだな…)と思われるかもしれませんが、それこそが犬に言うことを聞いてもらうためのコツなんです。

成犬になった愛犬を子犬の頃と同じように褒めることはありますか。上手にトイレができたこと、ごはんをしっかり食べたこと、イタズラをせず留守番できたことを今も褒めているでしょうか。

長く一緒に暮らしていると当たり前になり、褒めることをすっかり忘れてしまいますよね。犬は飼い主に褒められることで喜びや幸せを感じます。良い行動をしよう!と積極的になります。

言うことを聞かない時があるのであれば、(どうせ褒めてもらえないし…)と、ネガティブな気持ちになっているのかもしれません。

2.ご褒美がもらえるから

犬が飼い主の言うことを聞く理由は、ご褒美がもらえるからです。

愛犬が最も喜ぶご褒美は何でしょうか。ほとんどの犬の場合、おやつなのではないでしょうか。おやつ以外のご褒美を望む犬もいると思います。

我が家の愛犬は、決められた時間以外に連れて行ってもらえるお散歩をご褒美だと考えているようです。あまり食(おやつ)に対する欲がないタイプです。

言うことを聞かない時があるのであれば、おやつがもらえるかどうかの確信がないからなのではないでしょうか。おやつを見せれば言うことを聞くけれど、おやつを見せる前では言うことを聞かない、という犬もよくいますよね。

3.安心できるから

犬が飼い主の言うことを聞く理由は、安心できるからです。

この人の言うことを聞いていれば安全だ、危険なことが起きることはない、安心して過ごせる、と考えているのです。犬が飼い主に対して望んでいるものは、実は「自由」ではありません。何よりも「安心」なのです。

犬は飼い主に命を預けています。自分の全てを預けています。安心を与えてくれる存在でなかったらどうでしょう。常に不安・緊張・恐怖、命の危機を感じて暮らさなければなりません。

言うことを聞かない時があるのであれば、犬が不安を感じている時です。言うことを聞いたところでその不安を拭い去ることができない、と考えているのではないでしょうか。

そしてそれは、飼い主も不安を感じている時です。飼い主の気持ちを読み取ってしまったのです。愛犬が不安でいる時ほど、堂々とした態度で冷静に、強い気持ちでいたいものですね。

4.叱られたり怒鳴られたりするから

犬が飼い主の言うことを聞く理由は、叱られたり怒鳴られたりするからです。

飼い主が愛犬を恐怖心で支配してしまっているのです。言うことを聞かなかったり気に入らないことがあったりした時、感情的になって厳しく叱ったり怒鳴ったりしていませんか?

ストレスが溜まっている時かもしれません。体調が悪い時かもしれません。ひどく疲れている時かもしれません。

しかし、犬に人間の都合は分かりません。感情は痛いほど伝わります。イライラしている飼い主の言うことを聞かずに怒らせてしまったら…と怯えているのです。

言うことを聞かない時があるのであれば、今日はイライラしていないから叱られたり怒られたりはしないだろう、と考えているのかもしれません。

まとめ

犬が飼い主の言うことを聞く理由を4つ解説しました。

  • 褒めてもらえるから
  • ご褒美がもらえるから
  • 安心できるから
  • 叱られたり怒鳴られたりするから

普段は言うことをしっかり聞いてくれる犬が突然、言うことを聞かない時もあります。わがままを言う時もありますし、反抗的な態度を見せる時もあるでしょう。

飼い主としての愛犬への接し方や態度はどうだったのか、愛犬の気持ちを傷つけたりネガティブにしたりするような要因があったのではないか、ということも考えてみるとよいのではないでしょうか。

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