ゼレンスキー氏「軍は前進」 反転攻勢遅れ指摘に反論

ウクライナのゼレンスキー大統領=8月、アテネ(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は2日、「誰が何と言おうと軍は前進している。われわれは活発に動いている」と通信アプリに投稿した。ロシア軍に対する反転攻勢の遅れを指摘する声に反論した。

 ウクライナ南部ヘルソン州のプロクジン知事は2日、同州の村にロシア軍の攻撃があり、1人が死亡し負傷者も出たと明かした。誘導弾が民家に当たったとした。ウクライナメディアによると北東部スムイ州では2日、ロシア軍の攻撃で警察官1人が死亡。東部ドネツク州では攻撃で夫婦が死亡した。

 マリャル国防次官は今月1日、南部ザポロジエ州の一部でロシア軍の第1防衛線を突破したと語った。

ウクライナ東部バフムト近くで、ロシア軍陣地に向けて迫撃砲を撃つウクライナ兵=2日(AP=共同)

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