ロッチ中岡 始球式でスーパーゴール「三四郎より俺の方がホッケーが上手い」

9 月 2 日(土)、ホッケー日本代表国際強化マッチが大井ホッケー競技場で行われた。
ホッケー日本代表国際強化マッチは、9 月 2 日(土)、9 月 3 日(日)の 2 日間に渡り開催。
女子日本代表チーム「さくらジャパン」(世界ランク10位)はフランス代表(世界ランク23位)と対戦、男子日本代表チーム「サムライジャパン」(世界ランク19位)はカナダ代表(世界ランク17位)と対戦。

始球式には日本ホッケー協会の公認ホッケーアンバサダーでもあるお笑い芸人 ロッチ中岡創一(45)が登場。第一試合の始球式では、選手からパスを受けた中岡が見事なゴールを決めスタンドからは大歓声が上がった。第二試合の始球式でも華麗なシュートを放ったがキーパーが防ぎ、ノーゴールの始球式となった。

国歌斉唱は創立90周年を迎えた伝統ある児童合唱団「音羽ゆりかご会」が、日本の国歌、フランスの国歌、カナダの国歌を歌唱した。

ハーフタイムでは、プロダンスリーグ「Dリーグ」に所属するSEGA SAMMY LUX(セガサミールクス) がダンスパフォーマンスを披露し会場を沸かせた。
トークショーではロッチ中岡が登場。「僕の始球式すごくなかったですか?」と自画自賛し、「始球式の時、シナカモン(品川区ホッケー応援キャラクター)からスティックで殴られるというボケを考えていたのですが緊張してできませんでした。」と会場を笑わせた。
中岡は中学高校とホッケー部に6年間所属していた経験をもつ。主なポジションはミッドフィルダーだったという。ホッケーをやっていて良かったことを聞かれると「ホッケー経験者としてテレビ番組から呼ばれることがある。三四郎もホッケー経験者だけど俺の方が上手い。」とさらに会場を笑わせた。

中岡は今でもホッケーを続けており、今月16日から18日に広島県で行われる全日本マスターズホッケー大会でも選手として出場する。
「24時間テレビで琵琶湖を泳いで2キロ痩せました。体が鍛えられています。ぜひ興味ある方は広島まで遊びにきてください。」と意気込みを話した。

「ホッケーはすごく面白いスポーツ。ヨーロッパとか、世界では人気スポーツなのに日本ではまだマイナースポーツ。これから日本でホッケーが盛り上がる。今からみんなでホッケーを応援しましょう。」とスタンドに向けて話し会場からは大きな拍手が送られた。

第一試合は、女子日本代表チーム「さくらジャパン」がフランス代表と対戦。
日本は何度もチャンスを迎えるがフランスの守備陣の粘り強い守りでゴールを奪えず、第2クオーターまで0-0。しかし、第3クオーターで鳥山麻衣が先制点を取り均衡が破れると、瀬川真帆が2点目のゴールを奪い試合が動いた。第4クオーターでは及川栞がゴールを決め、3-0で日本が勝利した。

試合後、キャプテンの永井友理は、
「前半、思い通りに試合を運べずもどかしい時間が続いたのですが、皆さんの応援で後半立て直すことができました。明日はもっと素晴らしい試合を見せますので応援よろしくお願いします。」と感謝の気持ちと明日の試合への意気込みを話した。
本試合で活躍しチームに貢献した選手に贈られるプレイヤー オブ ザ マッチは、均衡する試合の中で先制点を取った鳥山麻衣に贈られ表彰された。

第二試合は、男子日本代表チーム「サムライジャパン」がカナダ代表と対戦。
第1クオーター残り10秒のところで山田翔太が先制ゴール。そこから両チーム互角の攻防が続き第3クオーターまで点が動かず第4クオーターへ。第4クオーターでは大岡凌磨が追加点を決め、2-0で日本が勝利した。
プレイヤー オブ ザ マッチには大橋雅貴が表彰された。
大橋は「今月末、来年のパリ五輪の出場をかけたアジア競技大会がはじまります。頑張っていきますのでみなさん、応援お願いします。」と応援を呼びかけた。

9月3日(日)の第一試合の始球式にはハロー!プロジェクト所属の11人アイドルグループ「つばきファクトリー」の河西結心が登場する予定。河西は今年、日本ホッケー協会の公認ホッケーアンバサダーに就任し、ロッチ中岡と共にホッケーの応援に力を注いでいる。

第一試合は男子日本代表とカナダ代表、第二試合は女子日本代表とフランス代表が同じく大井ホッケー競技場で対戦。試合は日本ホッケー協会の公式 YouTubeとスポーツナビで配信される。
9月23日からはじまるパリ2024オリンピックの出場枠をかけたアジア競技大会に向けて奮闘する日本代表チーム。明日の試合にも注目が集まる。

■ホッケー日本代表国際強化マッチ

■女子日本代表チーム「さくらジャパン」

■男子日本代表チーム「サムライジャパン」

© 株式会社ジェイプレス社