堀田真由さん「色あせない作品」/映画「バカ塗りの娘」渋谷で舞台あいさつ

津軽塗のおわんやおちょこを手にする堀田さん(左から2人目)ら

 津軽塗をテーマに青森県弘前市で撮影された映画「バカ塗りの娘」の全国公開を記念し、主人公の青木美也子を演じた堀田真由さんらが2日、東京・渋谷の「ヒューマントラストシネマ渋谷」で舞台あいさつした。1日の公開後、温かい感想が集まっていると言い、堀田さんは「時代が流れても色あせない作品。何度でも劇場に足を運んでいただけたらうれしい」と作品をPRした。

 映画は、オランダで開かれる「カメラジャパン・フェスティバル」での上映が決まり、出演者らを喜ばせた。鶴岡慧子監督は「津軽塗、日本の風土、家族の絆など、さまざまなトピックスが入った作品なので、海外の方がどのような感想を持つか楽しみ」と述べた。

 壇上では堀田さんが、津軽塗職人の父・清史郎を演じた小林薫さん、兄・ユウ役の坂東龍汰さんに津軽塗のおちょこをプレゼントするサプライズも。おちょこは、津軽塗指導を担当した職人・松山昇司さんの作。小林さんは「現場でさまざまな津軽塗を見たけれど、これは初めて見るデザイン。早速使いたい」と笑顔で話した。

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