「ヤットサー」繁華街に響く 山形で「みちのく阿波おどり」

県内外の約450人が躍動感あふれる踊りで繁華街を盛り上げた「みちのく阿波おどり」=山形市

 県内外の団体が躍動感たっぷりに踊りながら繁華街を練り歩く「みちのく阿波おどり」が2日、JR山形駅近くのすずらん通りなどで繰り広げられた。

 編みがさに浴衣、鉢巻きに法被といった姿の踊り手約450人が、にぎやかな太鼓や笛、かねの演奏に合わせて歩を進めた。仙台すずめ踊り、盛岡さんさ踊り、青森ねぶた祭の「ハネト」など、東北各地の特徴を取り入れた踊りが披露され、「ヤットサー、ヤットサー」などと威勢のいいかけ声が響いた。

 フィナーレの「総踊り」は観衆も飛び入り参加し、会場のボルテージは最高潮に達した。最上川芭蕉連(大石田町)の阿部朗さん(57)は「10回ほど参加しているが、今回は特に沿道の熱気がすごい。一体となって盛り上げたい」と声を弾ませた。

 本県の山形んだず連、山形学生連など、東北6県と東京都から20団体が出演した。地元商店街などでつくる協議会が2005年から開催し17回目となった。

軽快なリズムで観客を魅了する「みちのく阿波おどり」=山形市香澄町・すずらん通り
軽快なリズムで観客を魅了する「みちのく阿波おどり」=山形市香澄町・すずらん通り
県内外の約450人が躍動感あふれる踊りで繁華街を盛り上げた「みちのく阿波おどり」=山形市

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