iDeCoとつみたてNISAに〝弱点〟ってあるの?つみたてNISAのデメリットとは!?【ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門】

iDeCoとつみたてNISAに〝弱点〟ってあるの?

iDeCoもつみたてNISAも、公的年金の不足分を若いころから自助努力で補う有利な制度ですが、弱点がないわけではありません。

NISAの損益は〝あわせワザ〟が通用しない

つみたてNISAをはじめ、NISAにもデメリットがあります。他の投資との損益通算や翌年以降の損失の繰越控除ができないことが大きな弱点です。つまり、他の投資の損益とお互いに消し合うことができず、翌年に損を持ち越して利益が出たときに税金を安くすることもできないということです。

NISAではない課税口座では、ある投資で損が出て別の投資で利益が出ているような場合はそれを相そうさ殺い できます(複数の証券会社を使っている場合は、確定申告が必要です)。すると、損失のほうが大きい場合は、課税所得がマイナスになってしまい、課税されません。また、NISAではない課税口座では、その年に、最終的に損失が出てしまったら、確定申告することでその損失を翌年以降に繰り越すことができます。翌年の投資で利益が出たら、繰り越した損失を差し引いて、税額を減らせます。ところが、NISAの場合、もともと利益に課税されないので、損益通算も損失の繰越控除もありません。最終的に損失を出してしまった場合のデメリットですが、すべてのNISA制度でも同様です。

【出典】『ほったらかしで3000万円貯める! お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ) 日本文芸社刊

結局、一般NISA・つみたてNISAどっちがいいの?

チェックリストで自分に合う投資を確認!

今や7人にひとりがNISAの口座を持っているといわれていますが、そもそもNISAとつみたてNISAの違いが分からず、どちらを始めるか悩む方も多いのではないでしょうか。

下のチェックボックスにチェックをいれて、自分にあう資産形成を確認しましょう。

□ 投資できる商品が多く、戦略の幅が広い
□ 投資商品は、国の基準を満たした投資運用向け
□ 投資先や投資のタイミングは自分で決めたい
□ 自動で投資してくれて手間がかからないものがいい
□ 投資先を考える時間を節約したい
□ まとまったお金を投資したい
□ 将来を見据えてじっくり投資したい

結果はマネーブックでチェック!

最近よく耳にするNISAやiDeCo。

でもどんなものなのか全く分からないし、商品を選んだり難しそうだから・・・・・・と感じている方も多いはず。

書籍情報:『ほったらかしで3000万円貯める!お金と投資の超入門』
監修:坂本綾子/ファイナンシャルプランナー(日本FP 協会認定CFP Ⓡ)

もうお金で困らない、お金の不安を一掃! 知識ゼロ、貯金ゼロでもOK! ムリなく確実に、ほったらかしでドンドン貯まる「iDeCo(イデコ)」と「つみたてNISA(ニーサ)」のしくみと始め方をトコトンやさしく解説しました。いま、話題の「iDeCo」「つみたてNISA」は積み立て投資の最強ツールです。月3万円の積み立てでも、35年後には2700万円に!(年利4%で運用)。ほったらかしで3000万円を貯めるノウハウを存分に教えます。さまざまなシミュレーションのほか、成功例や失敗例、うまくいく「iDeCo」と「つみたてNISA」の始め方、失敗しない商品の選び方、選ぶべき厳選10本など、成功するために知っておきたい知識とテクニックが満載です。キーワードは、長期、分散、積み立て投資。投資に手間や時間をかけない、あてにいかない、予想をしない、なるべく早く初めて、長く続けること。ズバリわかる! ラクして大きく増やす、ズボラさん向けの投資術です。これからお金を増やしたい人、貯めたい人、必読です。

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