『毛が抜けやすい犬種』ランキングトップ5
犬は春から夏にかけてと秋から初冬にかけての年2回、換毛期がやってきます。犬種によって抜ける量は大きく異なりますが、たくさん毛が抜ける犬種の場合、この時期は驚くほど多くの毛が抜け落ちます。
今回は、そんな毛が抜けやすい犬種をランキング形式で見ていきましょう。
第5位 柴犬
意外と抜け毛が多い犬種として有名な犬種が柴犬です。一見すると短毛であまり抜け毛が多いように見えないのですが、柴犬はダブルコート犬種なので、換毛期になると大量に毛が抜けることで知られています。
1回ブラッシングするだけでもこんもりと抜け毛が取れ、換毛期にはいろいろな場所に足跡のように抜け毛がまとまって落ちていることも…！ちなみに、同じ日本犬である秋田犬も抜け毛が多い犬種として知られています。
第4位 ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーもダブルコート犬種なので、換毛期にはいるとロングの毛が大量に抜け落ちます。柔らかく長い毛質なので、換毛期には毎日ブラッシングしなければ絡まってしまうことも…。
大型犬なので体格も大きく、その分、毛の量も元々多いゴールデンレトリバーは、小型犬や中型犬に比べても抜け落ちる量が多い傾向にあります。同じくレトリバー犬種であるラブラドールレトリバーも抜け毛が多い犬種の1つです。
第3位 シベリアンハスキー
寒い地方原産のシベリアンハスキーはダブルコート犬種である上、ふわふわとした多くの被毛に包まれた体が特徴的です。
もちろん、換毛期になるとこれらの毛が一気に抜け落ちるため、部屋には多くの抜け毛が落ちるようになります。
換毛期以外でも抜け毛が多い犬種として知られているので、換毛期はもちろん、日頃から毎日丁寧なブラッシングを行うことが大切です。
第2位 サモエド
サモエドはふわふわとした白い毛が特徴的で愛らしい犬種です。見た目からもわかる通り多くの毛に覆われているため、日常的に抜け毛が多い犬種として知られています。
抜け毛があちらこちらに落ちないように、また抜け毛が新しい毛に絡まるなど、不衛生な状態に陥らないように毎日のブラッシングは欠かせません。
第1位 グレートピレニーズ
超大型犬として知られているグレートピレニーズは、犬の中でも特に抜け毛が多い犬種として知られています。
寒い地方原産の犬種であること、ダブルコート犬種であること、元々毛の量が多くロングであることなどから、抜けると余計に目立つという意見も多いです。
換毛期には1回スッとブラシを通しただけで、こんもりと大量に抜け毛が取れるというのだから驚きです。実際初めて家に迎えた人は、抜け毛の多さにびっくりする人も多いようです。
犬の換毛期にするべき対策とは？
基本的にダブルコート犬種は抜け毛が多いと言われています。中でも年に2回訪れる換毛期には、大量に毛が生え変わるため抜け毛の量が多くなります。
換毛期には、まず毎日のブラッシングはもちろん、低粘着の犬専用コロコロクリーナーで抜け毛を取り除いてあげましょう。また長毛種の場合は、換毛期前に毛を短くカットしておくことで、抜けた時に対応しやすくなりますよ。
他にも2〜3週間に一度軽くシャンプーを行ったり、服を着せることで抜け毛が床に大量に落ちないよう対策するという方法もあります。
まとめ
いかがでしたか。犬種によって驚くほど多くの毛が抜け落ちるため、換毛期は特に対策が必要です。
今回紹介した犬種はもちろん、そのほかのダブルコート犬種や一般的に「抜け毛が多い」と言われる犬たちは、丁寧なブラッシングを心がけましょう。
(獣医師監修：寺脇寛子)
