「スーサイド・スクワッド」監督 公開カット見て心折れる 撮影途中に会社が方向転換でダーク→コメディに

デヴィッド・エアー監督(55)は自身がメガホンを取った映画「スーサイド・スクワッド」の公開カットを見て心が折れたそうだ。エアー監督は、同DC映画によっていかに打ちのめされたかを、ポッドキャスト番組「リアル・ワンズwithジョン・バーンサル」で次のように振り返っていた。

「ハリウッドというのは、愛する人が憎い人に犯されるのを見るようなものだよ」「大きかったのは『スーサイド・スクワッド』だ。あれには参ったよ。あれで私は破滅した」

また同作が「ダークでソウルフルな映画」からコメディに移行することになった一連の状況をこう明かした。

「『フューリー』からすぐだったね。全てを手にして、何でもできたし、何でもやった」「そして『スーサイド・スクワッド』で同じことをしようとした。本物で、真実のもの。すべてのリハーサルをやって、お互いの魂に入り込もう。この素晴らしい共同作業を創り出そうじゃないかってね」「そして『デッドプール』が公開され、『バットマンvsスーパーマン』では試さず違う結果を期待するも、すべての評論家たちから叩かれた」「それで『よし、デヴィッド・エアーのダークでソウルフルな映画をコメディに変えよう』ってことになったんだ」

そんなエア監督は最近、DCスタジオの共同会長兼CEOに就任したジェームズ・ガンから『スーサイド・スクワッド』のオリジナルカットをいつか公開すると言われたと、X(旧ツイッター)に明かしていた。

「人生において、思い通りにいかなかったり、引きずったり、すべてを考え直したりするような経験をしたことがあるかい?」「私はある。私の未公開フィルムの方が公開のものよりもずっと良いということだ」「私のカットが上映されることへの興味は本物で、自然なもの。そしてガンは、それが共有される時が来ると私に言ったんだ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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