
100年前の関東大震災で虐殺された中国人や朝鮮人らの追悼行事が3日、東京都内や千葉県で開かれた。遺族らからは「尊厳が踏みにじられた」との無念さや、真相究明に後ろ向きな日本政府に「賠償と謝罪をした上で国同士の友好がある」との声が上がった。
中国人労働者を援助していた王希天が軍隊に殺害された東京都江東区の逆井橋のたもとには、遺影と花が供えられ、訪れた中国人犠牲者の遺族十数人が黙とうした。
高祖父を亡くした邱ユウ峰さん(22)は「王や同胞の被害は今もすすがれていない」との王の孫・王旗さんのメッセージを代読した。