「時間が経てばわかる」ナポリ下した決勝ゴールの鎌田大地、サッリ監督がプランを語る「ストレスをかけずに成長させる」

[写真:Getty Images]

ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、ナポリ戦での勝利を振り返り、決勝ゴールを決めた日本代表MF鎌田大地にも言及した。

【動画】鎌田大地、王者ナポリを下すスーパーな移籍後初ゴール!

2日、セリエA第3節でラツィオはナポリとアウェイで対戦。開幕2連敗スタートとなったラツィオだが、相手は王者ナポリということもあり、厳しい戦いが予想される中、鎌田も3試合連続で先発出場を果たした。

試合は30分にルイス・アルベルトのゴールでラツィオが先制するも、32分にピオトル・ジエリンスキのゴールでナポリが追いつく。それでも52分、鎌田が見せつけた。

ハーフウェイライン付近で相手ボールを奪ったラツィオ。フェリペ・アンデルソンが相手ともつれながらもボールを拾い、右サイドをドリブルで突破する。そのままボックス手前まで持ち上がると中央へとパス。これをルイス・アルベルトがシュートフェイントをしながらスルーすると、後方から走り込んだ鎌田が拾い、少し持ち上がってボックス内から左足一閃。倒れ込みながら放ったシュートは相手の股間を抜けてゴール右に鋭く決まり、ラツィオが勝ち越しに成功した。

圧巻のゴールにはチームメイトも集まって祝福。見事な決勝ゴールとなり、今季初勝利を昨年の王者から奪うこととなった。

試合後、サッリ監督は決勝ゴールを決めた鎌田について言及。起用法についても語り、自身が考えているプランを口にした。

「私は彼を徐々に成長させるために、フィジカル面は限界まで追い込まないように努めている。そのためには試合を通して成長する必要がある」

「なぜなら彼は今、遠征した後に10〜12日後に戻ってくる。成長を見守っていけるので、とても嬉しい」

「鎌田については時間が経てばわかるだろう。彼は優れたテクニックとドリブルのクオリティがあり、60〜65分間はストレスをかけずに成長させていきたい」

© 株式会社シーソーゲーム