鎌田大地も続け。ラツィオで活躍した「最強セントラルMF」10名

夏のマーケットでアイントラハト・フランクフルトからイタリア・セリエAのラツィオに移籍した鎌田大地。

今回はそのラツィオで活躍を見せたセントラルMFを特集してみよう。

フアン・セバスティアン・ベロン

ラツィオ所属:1999~2001

ラツィオでのセリエA成績:53試合11ゴール

国籍:アルゼンチン

所属していた期間は短いものの、大きなインパクトを残してマンチェスター・ユナイテッドに去っていったアルゼンチンの名司令塔。「リトル・ウィッチ(小さな魔法使い)」と呼ばれたテクニックとビジョンを持ち、この世代で有数の評価を獲得した。

セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ

ラツィオ所属:2015~2023

ラツィオでのセリエA成績:267試合57ゴール

国籍:セルビア

ラツィオで8シーズンを過ごしたセルビアの巨漢MF。190cmを超える身長を持った稀有なミッドフィルダーであり、複数のポジションをこなせる器用さ、ボール扱いの技術、見事なシュートとパスを備え、フィジカルとテクニックを兼ねた現代的選手であった。今年サウジアラビアへ移籍。

ルーカス・レイヴァ

ラツィオ所属:2017~2022

ラツィオでのセリエA成績:155試合2ゴール

国籍:ブラジル

リヴァプールから2017年に加入したブラジル人MF。セントラルミッドフィルダーというよりは守備的MFであったが、チームのバランスを取りながら攻守に貢献できる縁の下の力持ちとして存在感を示したほか、時にはセンターバックでもプレーできた。残念ながら心臓病のために引退している。

クリスティアン・レデスマ

ラツィオ所属:2006~2015

ラツィオでのセリエA成績:259試合12ゴール

国籍:アルゼンチン

現在フロジノーネでコーチを務めているレデスマ。レッチェであのズデネク・ゼーマンの薫陶を受け、そして2006年にラツィオへ加入。それから2015年まで長くプレーし、優れたビジョンと献身性を持ったディープライン・プレーメーカーとして活躍した。

マルコ・パローロ

ラツィオ所属:2014~2021

ラツィオでのセリエA成績:211試合27ゴール

国籍:イタリア

2010年代後半にラツィオで重要な存在となったイタリア人センターハーフ。中盤から攻撃的なプレーをする選手で、フィジカル能力とスタミナ、ミドルシュート、そして複数ポジションをこなせる起用さで重宝された。2021年に引退後は解説者を務めながら指導者ライセンスを取得している。

ルイス・アルベルト

ラツィオ所属:2016~

ラツィオでのセリエA成績:209試合42ゴール

国籍:スペイン

現在もラツィオに所属しているスペイン人MF。2013年にリヴァプールへ加入したものの大失敗に終わり、2016年に加入したラツィオで再ブレイクを果たした。やや深い位置でもプレーできる攻撃的MFであり、豊かな技術によって多くのチャンスを作りだすことができる。

デヤン・スタンコヴィッチ

ラツィオ所属:1998~2004

ラツィオでのセリエA成績:137試合22ゴール

国籍:セルビア

インテルで長く活躍し、長友佑都ともチームメイトだったデヤン・スタンコヴィッチ。その前はラツィオで6シーズンに渡ってプレーし、フアン・セバスティアン・ベロンやディエゴ・シメオネとともに強烈な中盤を構成。エネルギッシュなプレーから「ドラゴン」の異名を取った。

エルナネス

ラツィオ所属:2010~2014

ラツィオでのセリエA成績:118試合33ゴール

国籍:ブラジル

ブラジル代表で27試合に出場した名ボランチ。サンパウロで台頭した彼が初めて欧州に挑戦したのがラツィオであり、セリエAで4シーズンに渡って活躍した。それからインテル、ユヴェントスでもプレーするなど世界屈指の存在に。

ルーカス・ビグリア

ラツィオ所属:2013~2017

ラツィオでのセリエA成績:109試合13ゴール

国籍:アルゼンチン

アルゼンチン代表で58試合に出場した名ボランチ。エレガントなプレーができ「星の王子様」の愛称を備えたディープライン・プレーメーカー。レドンドとも比較されるような仕事量とリズム作り、そしてリーダーシップを備えた玄人好みのセンターハーフであった。

ファビオ・リヴェラーニ

ラツィオ所属:2001~2006

ラツィオでのセリエA成績:126試合6ゴール

国籍:イタリア

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ラツィオにおける名司令塔といえば、やはりファビオ・リヴェラーニだ。イタリア代表ではわずか3試合しかプレーしていないが、セリエAでは常にレベルの高いゲームメイクで活躍を続けた。黒人とのハーフであったために差別を受けることも多かったというが、世界最強時代のイタリアを彩った選手であった。

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