訪日誘客・消費額拡大へ、観光庁「地域の核となる歴史的資源の活用」に向けた専門家派遣希望地域」を募集

観光庁は9月1日、“地域の核となる歴史的資源の活用”に向けた専門家派遣希望地域のエントリーを始めた。専門家派遣対象者は、地域の核となる歴史的資源について、宿泊・滞在型コンテンツとしての活用を検討している、または活用の意欲がある事業者など。訪日外国人旅行者の地方誘客や長期滞在・旅行消費額の増加などを目指す。応募受け付けは、10月6日午後5時まで。

同事業は、歴史的資源等が集積した歴史地区におけるコア・アイデンティティを表すような地域の核となる歴史的資源の活用に当たって地域が直面する課題を解決することを目的に実施する。

9月中旬頃には、エントリー方法等を紹介する「事業説明会」や、専門家により具体的な取り組み・支援内容などを伝える「歴史的資源の活用セミナー」を予定。支援開始は10月以降を予定している。

専門家派遣内容

歴史的資源の保存・活用に関する事業計画の作成を目標として、専門家によるWebミーティングや現地訪問による各種ヒアリング・コーチング支援、地域ワークショップ、先進地視察等を実施することで、地域ビジョンの実現や課題解決に向けた道筋の具体化を目指す。

同事業は、事業者の実施する施設整備やコンテンツ造成等に補助金等を支払うものではない。

【専門家】

・株式会社地域経済活性化支援機構 西村寬子氏
・東京スター銀行 岸田豊彦氏
・一般社団法人創造遺産機構 金野幸雄氏
・バリューマネジメント株式会社 他力野淳氏
・工学院大学 後藤治氏
・國學院大學 下村彰男氏

※地域課題等に応じて、その他の伴走者も想定している。

応募方法などは以下の観光庁ホームページから。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/page05_000275.html

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