崎陽軒のおいしいシウマイの作り方 高校生に出前授業 鹿沼商議所が共催

津久井室長(右)からシウマイの包み方を学ぶ生徒たち

 【鹿沼】鹿沼商工会議所はこのほど、文化橋町の市民情報センターで「シウマイ弁当」の崎陽軒(横浜市)と共同で、高校生向けのワークショップ「おいしいシウマイ講座」を開いた。市内外の高校3校の生徒22人が同社の理念やシューマイの作り方を学んだ。

 同商議所が力を入れる「シューマイによるまちおこし」事業の一環。同社初代社長の故野並茂吉(のなみもきち)が加園出身だった縁で、JR鹿沼駅前の「シウマイ像」設置など連携した事業を行ってきた。

 ワークショップには、鹿沼商工高や鹿沼南高、宇都宮短大付属高の生徒が参加。始めに同社広報マーケティング部西村浩明(にしむらひろあき)部長(46)が同社の歴史や理念を解説した。

 その後、同社開発本部R&D室の津久井瞳(つくいひとみ)室長(50)がうまみを引き出すためのこだわりや、冷めてもおいしく感じられる調理のこつなどを伝え、実習を行った。

 昨年の国体で「いちごまんじゅう」を開発・販売した鹿沼商工高商業部は、新たに「いちごシウマイ」を開発するため参加。守友彩花(もりともあやか)部長(18)は「形を整えるのが難しかった。卒業までに地元名物のコラボを形にできるよう頑張りたい」と意気込んでいた。

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