奈良県内の景観美しく 奈良公園や橿原神宮など19カ所でごみ拾い

コースごとに清掃活動に出発する参加者=3日、奈良市の奈良公園

 「2023クリーンアップならキャンペーン」(親切・美化県民運動推進協議会など主催)の美化統一実践日の3日、奈良市の奈良公園や橿原市の橿原神宮周辺など県内19カ所で美化活動を展開。1カ所では落書き消去活動が行われた。全体で約1万人(主催者発表)が参加。ビニール袋を手に、道路わきや駅前などに捨てられた紙くず、空き缶などを拾い集めた。

 同取り組みは毎年行われきたが、コロナ禍の影響で今回は4年ぶり、34回目の開催となった。

 奈良公園の県庁南側広場では企業、団体などの約600人が参加して出発式を実施。主催者を代表して村井浩副知事が「地元をより良くしようという気持ちで参加いただきたい」とあいさつ。

 続いて「小さな親切運動奈良県支部」の楠和彦事務局長が「一人ひとりの力を合わせて、ふるさとの美化に努めてまいりましょう」と呼びかけた。

 この後、ガールスカウト県連盟第30団のメンバーが大会宣言文を読み上げた。県警音楽隊の演奏で送り出された参加者はコースごとに清掃活動に出発し清掃活動に励んだ。

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