猫の『食事回数』は多い方が良い?3つのメリットと適切な回数や量を解説

猫の「食事回数」を多くするメリットとは?

みなさんの愛猫は、一日の食事回数は何回にしていますでしょうか。

猫によって食べるペースや体質には個体差がありますので一概にはいえませんが、実は一日のに食事回数を分けることによって得られるメリットがいくつかあるのです。

そもそも猫の体質や食事のスピードによって適切な回数は変わってくるため、「一日のうちに何回も分けて与えるのが絶対に正解」というわけでは決してありません。しかし、愛猫の給餌回数について悩んでいる飼い主さんはぜひ参考にしてみてください。

1.嘔吐を軽減しやすい

まとめてドカッとたくさんの食事を食べたせいで、嘔吐を起こしやすくなる猫もいます。しかし、何回かに分けて食事を与えるようにすればこのような嘔吐も軽減できる可能性があるのです。

せっかく食べたのに嘔吐が多いと感じる場合は、給餌回数を変えてみるのもおすすめといえるでしょう。

2.新鮮な食事をこまめに与えられる

まとめて食事を与えられた食事に対して、時間をかけて一日の間にゆっくりと気が向いた時に食べていく猫は多いです。

しかしこのような場合、まとめてごはんを与えたはいいものの、時間が経つにつれて段々とフードが空気に触れて酸化が進んでいき、鮮度がなくなってしまいます。

複数回に分けて食事を与えるようにすれば、鮮度の高い食事を1日のうちに何回も愛猫に提供できるため、そのほうが猫の食欲もそそられる傾向にあります。

3.猫の習性にも合っている

そもそも猫は「一度に大量の食事をまとめ食いする」という習性は持っていない生き物です。

食いしん坊な猫はたくさんの食事を一度に食べてしまうこともありますが、本来猫は「外で獲物を狩って食事を得る」といった習性を持っています。一度の狩りで大量の食事を入手できるケースは珍しいため、猫は狩りを一日のうちに何回も行なってお腹を満たしていく本能を持っているのです。

そのため、複数回に分けて食事を与えるのは、猫本来の食のリズムにも合った与え方ともいえるでしょう。

猫の食事の適切な回数や量とは

そもそも一日の「食事回数」をはじめとして、どのくらいの量を食べさせるのがベストなのかということについて疑問に思っている人もいることでしょう。

結論からいうと、猫の年齢によって適切な食事回数や量は変わってきます。

一般的によく言われているのは、一日に3~4回、成猫になったら2〜3回が適切とされています。

また子猫の時は、一日のうちに体重×200カロリー分の食事、成猫になったら一日のうちに体重×70〜80カロリー分の食事を与えるように記載しているフードが多いです。

しかし、猫の成長具合や体質、生活環境、与えるフードによって適切な回数や量は変わってきます。愛猫の食べ具合やフードに記載されている給仕量などを参考にしながらBCS(ボディコンディションスコア)も確認して、その猫に適切な食事を与えていきましょう。

まとめ

最も適切な給餌回数や量は猫によって変わりますが、できれば一度にまとめて与えるよりも、何回かに分けてあげたほうが猫の食生活にも良い影響を与えるかもしれません。

愛猫の食事のペースや体重、年齢などをきちんと考慮したうえで、その時適切な量と回数で毎日の食事を与えるように意識していきましょう。

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