セルヒオ・ラモスがセビージャに18年ぶり帰還へ! サウジ&トルコ行き有力報道も短期契約で口頭合意

[写真:Getty Images]

元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(37)の古巣セビージャへの復帰が決定的となった。

2022-23シーズン限りでパリ・サンジェルマン(PSG)を退団したセルヒオ・ラモス。新天地に関してはポルトやガラタサライ、サウジアラビアのアル・イテハド、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のクラブなど複数の可能性が報じられていた。

しかし、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や、『ESPN』など複数のスペインメディアによると、ここにきて古巣セビージャへの復帰が決定的となった模様。

両者は短期契約に関して口頭合意に至り、18年ぶりの古巣帰還が実現する可能性は限りなく高いという。

セビージャ生まれのセルヒオ・ラモスは、8歳でクラブのカンテラに加入。その後、2004年にファーストチームデビューを飾り、すぐさま右サイドバックの主力に定着。しかし、高額年俸での10年契約の要求を突っぱねられた腹いせのような形で、2005年に契約解除金を支払ったレアル・マドリーへ物議を醸す形で完全移籍した。

その後は徐々にクラブとの関係修復が図られた一方、セビジスタとの関係は一向に改善されず。サンチェス・ピスフアンでの試合時には自身だけでなく家族への誹謗中傷も確認されていた。

それでも、セルヒオ・ラモス自身はキャリアの最後を地元クラブで終えたいという気持ちが強いと言われていたが、大幅な減俸に加え、ウルトラスを中心にファン・サポーターとの関係改善が必須と見られ、実現の可能性は極めて低いと報じられていた。

そして、今年7月にはセビージャで副会長を務めるマリア・デル・ニド・カラスコ氏が、「セルヒオ・ラモスは現時点でセビージャのオプションではない。彼は我々の育成システムが輩出した素晴らしいプレーヤーだが、現時点で彼とセビージャの間には何もない」と、獲得の可能性を否定していた。

ただ、ホセ・ルイス・メンディリバル体制2年目のセビージャは、UEFAスーパーカップを含め開幕からの公式戦4試合で全敗。とりわけ、リーグ戦3試合で8失点の守備の立て直しが急務となっており、フリーで獲得可能な百戦錬磨の守備者の獲得へ方針を変更したようだ。

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