W杯バスケ8強が決定、世界1位スペイン決勝トーナメント進出を逃す波乱

2次ラウンド終了し、8強が決定!

9月3日、「FIBAワールドカップ2023」は2次ラウンド最終日の試合を消化し、決勝トーナメントに進む8チームが決定。FIBAランク1位スペインは決勝トーナメント進出を逃す波乱が起きた。

2次ラウンド最終日にサプライズが起きた。驚いたのはグループJの全勝対決となったアメリカ(同2位)とリトアニア(同8位)の戦いだ。リトアニアは1Q放った6本すべての3Pシュートを決めて31-12とリードを作ると、その後は高確率でシュートを決め合う展開となる。リバウンド争いで43-27(オフェンス・リバウンド18-9)と上回ったリトアニアは、セカンドチャンスで17得点(アメリカは2得点)を獲得。3Pシュート成功率でも56%(14/25)-37.9(11/29)と上回ったこともあってリードをキープ。3Q終了時には71-65と6点差まで迫られたものの、4Qは39-39。110-104でアメリカを倒した。この結果、グループJ1位はリトアニア、2位アメリカとなっている。

もう一つのサプライズがグループL、スペインとNBA選手を揃えるカナダ(同15位)の対戦。優勝候補と目されていた両チームだが、2次ラウンド初戦でスペインはラトビアに69-74、カナダはブラジルに65-69で敗戦。本日、決勝トーナメント進出を賭けて両者が対戦することになった。終始拮抗した展開となったが、4Q中盤にスペインが7点リードを作る。しかし、カナダは残り1分19秒にディロン・ブルックスが3Pシュートを決めて80-80と同点に。さらにシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがジャンパーを決めて82-80とリードを握ると、直後にスティールに成功。ファウルをもらってフリースローを決めて84-80とすると、ファウルゲームを展開したスペインを退けて88-85で逆転勝利。結果、グループL1位はカナダ、2位はラトビア(同29位)。スペインは3位となり、決勝トーナメント進出を逃すことになった。

2次ラウンドの結果を受けて決勝トーナメントの組み合わせが決定。以下の日程で準々決勝が行われる。

<9月5日(火)>

・リトアニア×セルビア[17:45〜]

・イタリア×アメリカ[21:40〜]

<9月6日(水)>

・ドイツ×ラトビア[17:45〜]

・カナダ×スロベニア[21:30〜]

※日本時間

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