犬をおとなしくさせたい時の『便利アイテム』3つ!適切な使い方とは?逆効果になるダメ行為も

1.コング

コングはアメリカ生まれの犬のおもちゃです。噛んで遊ぶおもちゃで、良質な天然ゴム100%でできているので、犬にも安心して与えられます。

丈夫で壊れにくいのが特徴で、犬にとって程よい噛み応えがあるので、「物を噛みたい」という本能を持つ犬の欲求を満たして退屈しのぎをさせられます。

犬は、物を噛むことで安心したりストレスを発散できたりするので、長い時間壊れることなく噛み続けて遊べる、噛み応えのあるコングのようなおもちゃは、犬をおとなしくさせたいときにぴったりです。

コングは超小型犬用・小型犬用・中型犬用・大型犬用・超大型犬用といいうサイズがあり、ゴムの硬さもパピー用・アダルト用・シニア用と分かれています。また、噛む力の強い犬に適したブラックコングもあるので、愛犬にとって噛み心地がよく、壊れずに長く使えるものが見つかります。

さらに、コングは不規則にバウンドする独特の形状をしているので、ひとりで遊んでいても思わず追いかけたくなるような動きをしてくれます。動くのが好きな犬にとっても、いい退屈しのぎになるでしょう。

なお、コングの中は空洞になっていて、中に数か所の段差があるため、おやつを詰めて与えることもできます。詰め方を工夫すれば、少しずつおやつが出てくるようになるので、長い時間犬がひとり遊びを満喫できる便利アイテムです。

コングは、「追いかける・噛む・獲物(食べ物)を得る」といった犬が持つ狩猟本能を満たしてくれるので、様々な犬から好まれやすいのでぜひひとつ持っておくことをおすすめします。

2.知育玩具

犬のおもちゃは多種多様で、ペットショップなどに行くと選ぶのに迷ってしまうほどです。最近では、犬が頭を使って遊べるような知育玩具も増えてきています。

犬の知育玩具は、前足や鼻先を使ってボタンにタッチするとおやつが出てくるものや、宝探しのような遊びができるものなど、様々なタイプがあります。音が出ないようなおもちゃも多いので、犬に静かに遊んでいて欲しい場合にも便利に役立ちます。

このようなおもちゃは、犬の性格や気質に合わせて選ぶのがポイントです。好きな遊び方や犬種特有の本能に適したものを選ばないと、犬が興味を示さなかったりすぐに飽きてしまったりするので、注意しましょう。

また、最初は飼い主さんが手本を見せたり誘導したりして、遊び方や楽しさを覚えさせてあげることも必要です。

3.長く噛めるおやつ

食べることが好きな犬の場合、ガムや骨、ジャーキーのような長く噛んでいられる硬いおやつを与えるのもいいでしょう。好きなものに夢中になって噛んだり舐めたりしていると、長い時間を静かに過ごせることもあると思います。

しかし、長持ちさせようと思って、愛犬にとって硬すぎるものや大きすぎるものを与えるのはNGです。あまりにも硬いものを噛み続けると歯のエナメル質が削れてしまい、汚れがつきやすくなったり歯や歯肉のトラブルが起こりやすくなったりします。

また、大きな口を開けて力を入れて噛むことで、あごの骨が外れたり、あごに痛みを与えたりすることもあります。

硬いおやつは愛犬の口の大きさや年齢に合わせて選ぶことが、大切なポイントです。

まとめ

この記事では、犬におとなしくしていて欲しいときに、便利なアイテムを紹介しました。おやつやおもちゃなど、犬が楽しみながらおとなしくしていられるものばかりなので、ぜひ日々の生活の中に取り入れてみてください。

ただし、これらの便利アイテムは、あくまで一時的に使うものと考えてください。暴れてうるさいときに静かにさせたいと思っているのであれば、これらのアイテムを使っても飽きればすぐにまた騒ぎ出すでしょう。

そのため、便利アイテムを上手に活用しながら、基本的にはしつけトレーニングをおこなって必要なときにはおとなしくしていられるように教えていくことも必要です。そうすることで、飼い主さんにとっても犬にとってもストレスのない生活ができると思います。

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