名車130台に熱い視線 クラシックカーレビュー 名物イベント装い新たに 糸魚川市

「ジョイフルラリー」の様子。大勢の来場者が見守る中、続々とスタートを切った

交通安全フェア「クラシックカーレビューITOIGAWA」(同実行委員会主催)が3日、糸魚川市一ノ宮のフォッサマグナミュージアムで開かれた。県内外のオーナーたちが愛着を持って所有する往年の名車約130台が一堂に会し、展示や各種催しで活気にあふれた。

30年余の歴史があり、「日本海クラシックカーレビュー」として親しまれてきた名物イベント。昨年でいったん終了としていたが、継続を望む声が多く、イベント名を改称、規模を縮小して装い新たに実施することにした。

会場には国内外で製造された名車がずらりと並び、中でも特別展示車両「マツダ767B」(ル・マン24時間耐久レース入賞車)が関心を集めた。また、約30台のクラシックカーが市内を走行した「ジョイフルラリー」、ボンネットバスの試乗会、各種物販なども来場者を楽しませた。

閉会式ではコンクールデレガンスの審査発表と表彰が行われ、田中和幸さん(65、富山県朝日町)所有の「ディムラーソヴリン」(1969年式、イングリッシュホワイト)がグランプリに輝いた。田中さんは「まさか(グランプリを)もらえるとは思っていなかった。本当にうれしい」と喜びを口にした。

ファンを魅了した特別展示車両「マツダ767B」
グランプリに輝いた「ディムラーソヴリン」とオーナーの田中さん

© 株式会社上越タイムス社