「恐竜科学博」 戦う草食恐竜「トリケラトプス」

現在、東京ミッドタウンで開催中の恐竜科学博から注目の恐竜を中継でご紹介します。きょうはこの恐竜科学博の主役の恐竜、「トリケラトプス」です。大きいです。

このトリケラトプスのように、角が生えたサイのような見た目の恐竜を「角竜類」と呼ぶそうなのですが、トリケラトプスはその角竜類の中でも最大で、ほかの種と比べて大きさが3倍以上あったそうです。

また、トリケラトプスとほかの角竜類の大きな違いとして、角が鋭く、フリルと呼ばれる「首周りの装飾」が分厚いことがあげられます。ほかの角竜類にとって、角やフリルはコミュニケーションに使う飾りのようなものでしたが、トリケラトプスは角やフリルを肉食恐竜などと戦う時の武器としても使用していたと言われています。

こちらの恐竜科学博では、トリケラトプスとティラノサウルスと向かい合わせで睨み合うように展示されていますが、実際にこのような光景が白亜紀にもあったかもしれません。

それではここで恐竜クイズです。トリケラトプスの名前は、古代ギリシャ語で「○○を持つ顔」という言葉に由来するそうなのですが、その○○に入る言葉とは一体なんでしょうか?

正解は、顔の周りを良く見てください、左右の大きな角のほかに鼻先にも小さな角がありますね。というわけで「3本の角を持つ顔」というのが正解です。

このトリケラトプスをはじめ、様々な恐竜の貴重な化石や標本を見ることができる恐竜科学博は、9月12日まで開催です。

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