神奈川の蔵元自慢の新酒、飲み比べを 横浜で18日に「秋の感謝祭」、50超銘柄

県内の蔵元で仕込まれる日本酒(資料写真)

 神奈川県酒造組合(黄金井康巳会長)は18日、神奈川中小企業センタービル多目的ホール(横浜市中区)で県内13の蔵元が一堂に会する「秋の感謝祭」を開催する。50超の銘柄を試飲できる初の試み。「この機会に100年以上の伝統のある蔵元の個性豊かで味わい深い銘酒を飲み比べてほしい」と同組合事務局では話している。

 2020年2月まで18回にわたりホテルなどで開催していた料理と酒を楽しむ会が新型コロナウイルス禍で中止せざるを得なかったため、趣向を変え試飲中心の飲み比べの会を試みるという。

 入場は第1部(午前11時~午後1時)、第2部(午後2~4時)の2部制で、チケットは3千円。各回定員200人。e+(イープラス)サイトで事前に購入すれば、13蔵元が4銘柄ずつを持ち寄る銘酒を30ミリのカップで飲み比べられる。3千円のうち千円分は1杯250~500円の高級大吟醸酒などの試飲やおつまみ、お土産などの購入にも使える。

 事務局は「13の蔵元が一堂に会する機会は少ない。春に仕込みを終えた新酒が熟成しておいしくなる季節でもあるので、ぜひ足を運んでみてほしい」と呼びかけている。

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